第3話

🩸
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2022/03/30 07:55 更新
(なまえ)
あなた
わぁぁ、煉獄さんんん!!!

脈が弱まりつつある炎柱、煉獄杏寿郎を一目見るなり翠院あなたは彼に走り寄った。

(なまえ)
あなた
ごめんなさい、私が遅かったせいで、私のせいで...ッ
煉獄サン
翠院少女は悪くない、自分を責めるな。

吐血した口を開いて、煉獄が優しげに言葉を発した。


煉獄が目を向けると同時に、周りにいた隠や隊士たちが他の場所に移っていく。

(なまえ)
あなた
...さて、もういいですかね。

周りに人がいなくなった瞬間、あなたの表情が変わった。

煉獄サン
翠院...少女...?

それに気づいた煉獄が、不審そうに彼女の目を見つめる。

(なまえ)
あなた
血鬼術・翠乱毒牙(スイランドクガ)

先程までの表情とは段違いの冷たい表情で手をかざすと、水が煉獄を包み、開いていた彼の瞳がゆっくりと閉じた。

【血鬼術・翠乱毒牙】、この血鬼術を浴びて生き残った者はいなかった。
(なまえ)
あなた
ふふっw
力なく座り込む炎柱を見て、あなたは笑みを漏らした。

幸い周りに人影はなく、彼女の姿を見た者はいない。

(なまえ)
あなた
可哀想に。信じていた人に裏切られるとは、なんと哀れでしょう。

口調とは別に、彼女は笑っていた。

開いた口から、とがった牙がチラリと覗く。

(なまえ)
あなた
され、隠達がもうすぐ戻ってきますし、"演技"を始めなくては。
煉獄さん...ッッ!

彼女の言葉通り、林の陰からひとりの隊士が現れた。

鬼が...いない...?

特徴的な赤い瞳をきょろきょろと動かしながら、その隊士が呟く。


どうやら鬼がここにいたことに気づいているようだ、とあなたは少しその隊士を見つめた。

隠
翠柱様、お話は終わりましたでしょうか。
(なまえ)
あなた
はいッ、終わりッました...グスッ
隠
では炎柱様の遺体を運びますので、少しどいてください。

隠が冷たく言い放ち、煉獄の遺体を運び始めた。

(なまえ)
あなた
わかりッました。じゃあ私、戻りますね...ッ

涙をふくふりをして鬼の目を人間の目に戻すと、あなたは脱線した汽車をチラリとみてから館への道を歩き始めた。

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