竃門炭治郎 side
かいだことが無いくらい強い鬼の匂い。
恐らく、いや確実に、あの上弦の参より無惨の血が何倍も濃い。
なんで?もう朝なのになんで...ッ
煉獄さんの元へ間に合うように、思い切り林を駆け抜けた。
上弦の参より強い鬼に、翠院さん1人で敵うはずがない。
かといって俺が現場に行けば何かが変わるわけではないのだが、俺は無我夢中で林を出た。
林を抜けると、先ほどと同じ場所で、煉獄さんと翠院さんが座っていた。
涙が溜まっている目で、翠院さんが俺を見つめる。
何一つ変わってない現場を見て、俺は立ちすくんだ。
現場から、鬼も、鬼の匂いも消えていた。
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編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。