第4話

3.
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2023/05/08 12:34 更新
帰りの船に、キッドにお姫様抱っこされながら向かう












こんなの無理!!!!!!耐えられない!!!!!












私男慣れしてないのに…無理無理無理!!!恥ずかしすぎて死んじゃうよ…









怪盗キッド
何照れてるんですか?おじょーさん



ニヤニヤして私の反応を楽しんでいるのか、私の顔をジロジロ見てくる



あなた
あーもう!さっきから…キッドの馬鹿!!アホ!!



私はマントで顔を隠した



安室透(バーボン.降谷雫)
随分仲がいいんだね、初めて知ったよ



ははっと笑って居るようだが、私の視界はキッドのマントで真っ白、苦笑なのか、わからない



怪盗キッド
おっ、そうだ!詩織、悪い、船に入る時、コナンにバレたらめんどくせぇだろ?だから、しばらくの間、マントは貸すからよ、少し、降ろすからな



そう言って私をそっと降ろしてくれた



すると、いきなりボンッ!と怪盗キッドが煙が放たれた



安室透(バーボン.降谷雫)
うっ…なんだ…!



視界が煙で邪魔されて、よく見えない



煙が収まって、少しずつ目を開けると、キッドが立っていた場所には、1枚の、トランプが落ちていた



わたしはそのトランプに恐る恐る近ずいてトランプを拾った



それを安室さんも不思議そうに覗き込んだ



安室透(バーボン.降谷雫)
怪盗マークのトランプか…恐らく、キッドはこのトランプに化けたのかもしれないね



なるほど……怪盗キッドのこと、こんなの当たり前…か、事件も沢山邪魔されたっけ、とりあえず、優しく扱わないと



あなた
なんて思うと思ったか!!!!



私はググググッと折れない程度にトランプを曲げた



安室透(バーボン.降谷雫)
ま、まあまあ!落ち着いて!
あなた
ふんっ



私はポケットに乱暴にトランプをしまった











船に上がると業者さんが渡るための木の板を回収し、合図を出して出発させた



安室透(バーボン.降谷雫)
中に入ろうか、戻るには、1日かかるらしいんだ
あなた
わかった…






1日も…2人新一と志保と居なくちゃならないなんて……考えただけでも胸が苦しい






私は下唇をギッと噛み締めて、中に入った



安室透(バーボン.降谷雫)
……あなた…………













毛利蘭
詩織ちゃん!!!よかった!無事で…!



私が休憩室の扉を開けると、蘭ちゃんが私に抱きついてきた



毛利蘭
怪我は無い!?大丈夫?
あなた
うん、大丈夫!全然平気よ!
毛利蘭
良かった〜……心配したんだよ!ほら、皆も待ってたんだよ
あなた
皆?



蘭ちゃんが振り向き、私も蘭ちゃんの後ろを見ると……



あなた
っ……



見たくなかった人が、そこに居た



居ないメンバーも居るが、その人達はきっと部屋に居るのかもしれない



なのによりによってなんで居て欲しくない人が…しかも2人!揃ってるわけ!?



阿笠博士
無事だったか…!詩織君!どうなるかと…とほほ……



博士が一息ついて、ソファによし掛った






博士は私の情報を知っている人の1人だ、きっとソワソワしていただろう。申し訳ない



小嶋元太
全くー、どこ行ってたんだよ〜、やっぱり詩織が居ないと、楽しくなくて…退屈だったんだぞ!
吉田歩美
そうだよー!一体何してたのー?
円谷光彦
僕達、すっっっっごく!心配してたんですからね!



皆、私を心配してくれていたんだ



改めて我に帰ってとても罪悪感があった






でも、2人を目にすると、そんな罪悪感も簡単にかき消された



コナンがこちらに近ずいてきた、真剣な目をしている、水の中に居たもんだから、髪が湿っている



江戸川コナン
その…悪い……
あなた
え?



急に謝られて、頭が真っ白になる



江戸川コナン
詩織が助けに来てくれた事…気ずけなくて……
灰原哀(シェリー)
私も、反省してるわ…。あの時、確かに誰かが居る気配はしていたけれど、気のせいだと思って…詩織だとは思わなかったわ



後ろに居る哀も、コナンと同じく、少し悔しそうな顔を浮かべている



あなた
…別にいいの、別に……平気よ、何があろうと…ね



左手で右手の肘を掴む



視線を落として、そう言った



江戸川コナン
詩織…?



1人でボーッとしていると、入口ドアの所から、パンパンと手を叩く音が聞こえ、皆そちらに顔を向ける



安室透(バーボン.降谷雫)
さあ、子供は皆もう寝る時間だ、部屋に戻りなさい



優しい声でそう言っているけれど、いつから居たんだろうか



吉田歩美
はーい…



コナン、哀、私、安室さんだけがこの部屋に残った



安室透(バーボン.降谷雫)
ほら、哀ちゃん、コナンくん、明日も朝早いから、早く部屋に戻って寝なさい
江戸川コナン
なんで詩織はいいんだよー
安室透(バーボン.降谷雫)
話したいことがあるからね



安室さんはそうニコッと微笑んだ



灰原哀(シェリー)
その話したいことって、何なの?






腕を組んで壁によし掛る哀も、コナンと同じく、少し抵抗はある



安室透(バーボン.降谷雫)
さあ?なんだろうね



まさか、2人に隠さなきゃ行けないような大事な事だなんて…



江戸川コナン
それってまさか……いや、やっぱりなんでもない、…灰原、ちょっといいか
灰原哀(シェリー)
ええ



2人は不自然にここを出て行ったが、そんなのお構い無しだ



安室透(バーボン.降谷雫)
座って話そうか
あなた
う、うん



安室が休憩室の扉を閉めて、真正面に向き合う












安室透(バーボン.降谷雫)
あなた












安室透(バーボン.降谷雫)
やっと見つけた、君だったんだね

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