帰りの船に、キッドにお姫様抱っこされながら向かう
こんなの無理!!!!!!耐えられない!!!!!
私男慣れしてないのに…無理無理無理!!!恥ずかしすぎて死んじゃうよ…
ニヤニヤして私の反応を楽しんでいるのか、私の顔をジロジロ見てくる
私はマントで顔を隠した
ははっと笑って居るようだが、私の視界はキッドのマントで真っ白、苦笑なのか、わからない
そう言って私をそっと降ろしてくれた
すると、いきなりボンッ!と怪盗キッドが煙が放たれた
視界が煙で邪魔されて、よく見えない
煙が収まって、少しずつ目を開けると、キッドが立っていた場所には、1枚の、トランプが落ちていた
わたしはそのトランプに恐る恐る近ずいてトランプを拾った
それを安室さんも不思議そうに覗き込んだ
なるほど……怪盗キッドのこと、こんなの当たり前…か、事件も沢山邪魔されたっけ、とりあえず、優しく扱わないと
私はググググッと折れない程度にトランプを曲げた
私はポケットに乱暴にトランプをしまった
船に上がると業者さんが渡るための木の板を回収し、合図を出して出発させた
1日も…2人と居なくちゃならないなんて……考えただけでも胸が苦しい
私は下唇をギッと噛み締めて、中に入った
私が休憩室の扉を開けると、蘭ちゃんが私に抱きついてきた
蘭ちゃんが振り向き、私も蘭ちゃんの後ろを見ると……
見たくなかった人が、そこに居た
居ないメンバーも居るが、その人達はきっと部屋に居るのかもしれない
なのによりによってなんで居て欲しくない人が…しかも2人!揃ってるわけ!?
博士が一息ついて、ソファによし掛った
博士は私の情報を知っている人の1人だ、きっとソワソワしていただろう。申し訳ない
皆、私を心配してくれていたんだ
改めて我に帰ってとても罪悪感があった
でも、2人を目にすると、そんな罪悪感も簡単にかき消された
コナンがこちらに近ずいてきた、真剣な目をしている、水の中に居たもんだから、髪が湿っている
急に謝られて、頭が真っ白になる
後ろに居る哀も、コナンと同じく、少し悔しそうな顔を浮かべている
左手で右手の肘を掴む
視線を落として、そう言った
1人でボーッとしていると、入口ドアの所から、パンパンと手を叩く音が聞こえ、皆そちらに顔を向ける
優しい声でそう言っているけれど、いつから居たんだろうか
コナン、哀、私、安室さんだけがこの部屋に残った
安室さんはそうニコッと微笑んだ
腕を組んで壁によし掛る哀も、コナンと同じく、少し抵抗はある
まさか、2人に隠さなきゃ行けないような大事な事だなんて…
2人は不自然にここを出て行ったが、そんなのお構い無しだ
安室が休憩室の扉を閉めて、真正面に向き合う












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。