さとみside
射的屋で『どっちが多く景品を取れるか』という対決をやっていたのがついさっき。
そして今、俺は3回やったうち全て全勝をした。
ころんが今ご自慢のガサガサ声で叫びながら駄々をこねているのは100それが原因である。
ちなみに結果は俺は全てALLコンプリートで、ころんは俺の約半分近く。まぁ50%といったところだ。
俺等の目の前のテーブルには、その対決にて獲得した景品が山のように積まれている。
一回につき5発も打つことが出来るため、3回と言えど、相当な数となっている。
こんな多い荷物を持ち歩くのは両手が使えなくて面倒だし、祭りの最後の方にやればよかったかも。
なんて、今更ながら少し後悔する。
まぁ今後悔しても遅いし、仕方がない。
これを持って 探索するか。
護衛には凄く邪魔ではあるけれど、まぁ、もし何かあった時はそのへんに捨てて行けばいい。
令和で言う『エコ』と言うものとは天と地ほど異なるけれど、まぁ命と引き換えると安いものだ。
地球には申し訳ないが、 そこは許していただきたい。
戦いが終わったらちゃんと取りに行くし。
などと心の中で思いながらも、未だガサガサ声で文句を言っているころんを見つめる。
今日、何かが起こるかもしれない。
それも、こいつらの身に。
だから、こんなに笑っていたって、楽しそうにしていたって、どこかではずっと警戒をしている。
大切な者を脅かす『何か』から守れるように。
今だってそうだ。
周りを目を光らせて見ているし、警戒している。
今、俺の目の前に居る奴を、守るために。
悲鳴が聞こえ、俺達は荷物を置いて悲鳴が聞こえた方へ走っていく。
駆けつけた場所には、何かで足を切ってしまって血が出てしまっている女性だ。
結構深そうだから、縫わないといけないだろう。
そう言って2人で手当を勧めていく。
傷口をさっき射的で獲得した水で濡らし、異物がないかの確認、その後に布を使い止血を行う。
2人もいると結構早く、そろそろ終わりそうだ。
混乱しているみたいなので、なるべく落ち着かせるように、幼い子をなだめるかのように聞く。
これは正真正銘間に合いました
異論は認めぬ()












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。