ころんside
は、こいつ今、黒鬼がいた、って、、、
僕達の間になんとも言えない沈黙が流れる。
怒りや焦り、悔しさや緊張、恐怖などの感情から来るのだりうか知らないが、
必死で震える声を抑えながら発するさとみくん。
、、、あのさとみくんでも、感情が荒ぶったりとかするんだなぁ、、、。
まぁ、当たり前か、人間なんだから。
なんて場違いなことを思いながらも、視線をさとみくんから怪我している女性へ向ける。
、、、これは黒鬼の可能性大かな。
そうして、僕達はその場を離れ、人目のつかないところに移動する。
さとにぃは、その後すぐに莉犬にぃに意志通話で今あったことを連絡している。
ななジェルにはざっと今あった出来事のメモを書き、鳥を飛ばしたので恐らく大丈夫であろう。
もし大変なことがあっても、合図があるし。
すると、空から一匹のフクロウが飛んできて、僕の肩に止まる。
このフクロウ、、、ななにぃのだ。
そのフクロウの足にはメモが結ばれてあり、それを取って折られていたメモを広げる。
『こっちでも似たような事件が起こった。
でも、こちらでは黒鬼ではなく、一人の髪の長い
女の子がやった、、、って言ってる。
もしかしたら、複数人の可能性がある。
気をつけて。(るぅりーぬにも送ってあるよ!)』
なんだか、嫌な予感がするしね。
そして、僕達は恋苺隊に向けて鳥を飛ばす。
、、、どうか、届きますように。
そう言って、いたずらっ子のようにニッと笑う。
こういうところは、なんだか少年っぽいなぁ、なんて思う。
まぁ、16才だしね。
年相応ではあるんだけれど。
いつもがなんだか精神年齢高めに見えるから、なんだか今のさとみくんが幼く見えてくる。
慣れって怖い。
バッナナ♪バッナナ♪
ぼっく〜のかっわい〜いバッナ〜ナ!
あ、そーなんだ()
呆れたように笑いながら僕のもとに歩いて来たさとみくんの手を引いてバナナを買いに行った。
あの事件まで、もう少し













編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。