花子君の身体をユサユサと激しく振ってる。
…花子君色々可哀想に。
女子トイレの入り口から声が聞こえてきた。
声がするだけで姿は見えなかった。
構って欲しそうに茜君の服の袖を掴んでいた。
私達以外、花子君は見えないから、
関係ないと思うけど…。
一体何を見せつけられているのでしょうか?
…ん?
分からない? 茜君は何か知ってる事があるから
止めたんじゃないの?
花子君が茜君のお腹辺りを突くように弄っていた。
花子君の手を振り払うように、
距離をとっていた。
葵の前じゃないから大違い…。
花子君は何故か一瞬苦しそうな顔をして、
笑顔で私達に向けて首を振った。
2人は騒がしくトイレを出ていった。
最後まで格好付けながら、帰っていった。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!