2024年、12月23日、午後7時、おれは______
死んだ。
目が覚めたときにいたのは見知らぬ森。
(ここは、??)
ズキッッ
ッッッッ!!!
体を起こそうとすると、頭に痛みがはしる。
ザッザッザッ、、
誰かがこちらへ来るようだ。
ザッザッ
『ねぇ、君、大丈夫????』
「うん、一応」
『なんでこんなとこにいるの??ここ危ないよ??』
「知らない、わからないんだ。ここ、何処だ?」
『ここは王都からずいぶん離れた森の中だよ』
「王都?」
『うん。君、もしかして転生してきた??』
「そうみたい。」
『はぁ、めんどくさい事になったな』
(えっ、、?)
明らかに優しそうだったのに、目の色がいきなり変わり、態度も変わった。
『さぁ、ここは危ないしあっち行って。邪魔』
「は!??!?」
『戦えないやつは邪魔なんだよ。』
『おれらの仲間、武人なら助けてやろうかと思ったけど。』
「武人???」
『おまえ、武人も知らないのか』
『まぁ俺には関係ないこと。この森は冠魔物まで出るから早く出ていったほうが良いぞ』
「お、おう。わかった」
「ありがとう」
「また会う日が来るまで」
『もう会わねーよ』
にこっ、
一応会釈はしておいたが、態度変わりすぎだろ、、
武人って言ってたな、魔物が出るとか、、
まぁ、とりあえず王都に降りてみよう
おしまい★また続くよ〜
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。