やあ
ん、早かったね
君もね
じゃあ行こうか
そうだね
そして私達は歩き出した
目的はたったひとつ死者との対話だ
そういえば僕のことを全然話してなかったね
僕は梨翔。騎士だよ
そう、よろしく
君は?
えッ?私ッ?!
まさか自分のことを聞かれるとは思っていなくてびっくりしてしまった
うん、君のことも色々教えて?
えっと...私は、
邪尾で、全然それらしくないけど狼女なんだ、
そっか、
僕と一緒だ
ん、なにが、?
お、少し興味持ってくれた?
そういう訳じゃないしッ...!
ふふっ笑そっか、
で、どういう意味なの?
全然騎士らしくないって
僧侶とか魔法使いの方が似合うって言われたんだ
私はくだらないと思い、
『はぁ...』とため息をついてから言った
人間はくだらないね
そんなの自分が決めることでしょ
そう、だね
僕もそう思う
似合うってなんだろうね
なんでこの世界は自分のしたいことを素直にやらせてくれないんだろ
可笑しいよね
うん、そうだね
それから私達は少しの間だけ黙ってしまった
でも梨翔は全然気まずそうにはしない
むしろ少し微笑んでいるようにも見える
これから対話できる場所までどう行くか決めながら歩くかい?
どこが対話場所なのかわかるの?
ううん、わからないっ!
はぁぁぁ...?
あっはは!笑笑
笑い事じゃないし...
いいじゃないか、調べながらでも
まぁ、別にいいけど...
時間かかるね、絶対に
でも君は僕よりもはるかに長生きだ
だから君だけでも目的を果たしてしてね?
2人で行かないと意味無いでしょ
でも死んだらきっと会える
対話したい人が天国で梨翔は地獄かもよ
え、そうかな...
そうかもだから2人で行くの
そっか、そうだねっ!
2人で行こう!
うん、そうだね
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