なんとなく置いてあった机と椅子
なんとなく座りぼけーとする
すると2、3冊の本が置かれた
と本を開き私におく
本は嫌……ということはないがなんとなく抵抗があった
だけど空いていた窓からそよ風が流れる
なんとなく手を取ってしまう
そうなのか?と思いつつ本に目を移した
その本は人気者な女の子のアイドルが推しとシェアハウスしていく……というマイナーな本だった
自分自身も分からない
だがなんとなく見てしまう
ペラペラと次々にページを捲る
するとハルナさんが
ほかの書籍……
説明してくれた彼女は少しヒールのあるローファーをカッカッカッと鳴らして書籍のどこかへ消えていった
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。