No.side
ある所に、1人の少女が居ました
とても頭がいい優しい子でした
母親も
父親も優しい良い家族
なハズでした
ある日、父親が事故で死にました
自分の子供を庇って
バコッ ボコッ
今日も家の中でそんな音が響き渡るのでした
あなたの下の名前side
それからは何時も殴られて、蹴られての日々でした
もう嫌だ…殴られたくない
痛いよぉ…
なんでこんな目に遭わなくちゃいけないの?
なんで?
なんで?
なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで
あぁ、もう嫌だ
僕なんか居なくなった方がいいんじゃないか
僕はその日、家を出た
独りで歩く
みんなの視線が痛い、
まぁでも身体中傷だらけな子供が1人で歩いてるんだ
そりゃそうか
はぁ…歩き疲れた
川の傍に座り込む
、 、 、
なんか川に流れてるんだが
1度目を閉じては開くを繰り返す
…現実だ
かといって
この辺は最近事件等は起こってなかったはず
なら入水か?
入水なら納得いくが、 、
いや待て、
僕だって死にたいんだ
いっそのこと、 、
僕は其の流れてきた人にあわせて
川に飛び込んだ
?side
今日は雲ひとつない快晴で
良い自殺日和だったんだ
私はそんなことを考えながら
いつもとは違う川に飛び込んだんだ
川が流れるままに、私は流されていく
今日は流れがなだらかで
どこか心地よかった
、 、 、
なにか上から影が降ってきているような
、え?
目を開けると知らない少女が自分に抱きついていた
しかも、
川の中で!?
急いで川から顔を出して息を吸う
え、寝てんの?
川に飛び込んで??
私はそう思いながら川から上がり、
その少女を抱き抱えて
探偵社に向かった
あなたの下の名前side
気づいたら知らない場所
あれ?
川に飛び込んだはずじゃ…
女性の声がしてベッドから起き上がる
ん?
あれ?
なんでだろう
頭にどんどん情報が入ってくる
知らない人ばかりなのに
なんでだろ?
なんか笑われたのは気にしないことにして…
僕はベッドから立った
今いたらいいのだが、
そんなことを思いながら私は医務室?のドアに手をかけた
.
さっきから頭に直接情報が入り込んでくる
どうやらここは武装探偵社という場所らしい
実質、物騒探偵社だと思うのだが、
今ここには...
数人しかいない
おそらく任務にでも行っているのだろう
ガチャとドアを開ける
みんな一生懸命仕事をしていたのだが、扉を開けた瞬間
今いる人のの目線が一点に集まった
...僕に
怖い
そんな怖い人たちじゃないことは分かる
でも、なぜだか恐怖を感じる
僕だけ浮いてる存在みたいな
そんな感じがするから
緊張している僕を気遣っているのだろう
でも僕はそれすら恐怖に感じた
そんな沈黙を打ち破る声が聞こえた
トコトコと
近づいてくる
こ、怖い...叩かれるの?
そんなことを思って今にも泣きだしそうになっていた
でも...
その人は抱きしめてくれた
確か...乱歩さん
そんなこと言われたことなかった
僕は...
泪を流してた
ずっと一人だった
孤独だった僕が、久しぶりに理解された気がしたんだ
次から次へと涙がこぼれる
止まることを知らない
泣いたら怒られるかもしれない
また叩かれるかもしれないのに
乱歩さんは僕の心を読んだかのように声をかけてくれた
何で泣いてるのか、聞かないでくれた
とっても、安心できた
それからしばらく僕は泣いていた
涙が枯れるまで
.















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。