まずは今までの振り返りをしていきましょう!
1章の1部では、探偵としての美冬の姿と怪盗としての美冬と快斗を中心に書いていきました。メインキャラクターの「栗花落美冬」、「天陽快斗」、「神城青葉」、「花風かなた」、「皇(栗花落)樫乃」のほかにも多数のキャラクターが登場しました。cafe&barの店長をしている「澄見風渉」の大人の余裕をどうすれば出すことができるのか苦労しました。1部は作者が初めて皆さんに小説を公開した思い出の話になっています。
1章の2部では、美冬と樫乃が兄妹だということ、美冬が世間では「第二警察」と呼ばれている「組織マーダ」のボスだということが判明しました。かなたが幼少期に誘拐されていた過去や路地裏で危ない目に合った出来事により、この部は大きく進みました。そして、危ない目に合ったのはもう一つの「第二警察」と呼ばれている「組織スピオン」の元ボス、「山場期健二」と現ボスの「剱持雅」のせいだったことが分かり美冬が珍しく激怒しました。2部は作者がキャラに設定をきちんと付けるいい機会になりました。2部の後に公開したキャラプロフィールは各キャラクターこだわって書いたので見てほしいです。
1章の3部では、「刃継千里」というクラスメイトをメインに物語を進め、美冬の凄さや学生と探偵としての姿を深堀りするのと同時に、かなたが幼少期に誘拐されていた過去と向き合い復讐をすると決めました。快斗と青葉が熱を出したお話は物語の息抜きとして、2人がメインキャラなので登場頻度が落ちてしまうのはよくないと思い書きました。1章、そして3部の最後で美冬が倒れることで区切りを出しつつ次の章へ引き継ぐ流れを作りました。
今までの2章の1部では、倒れた結果、美冬が家族と過ごした幼少期の記憶を思い出し五人で魔界へ行きました。新キャラは主に偉い立場にいるヒトがたくさん登場し、魔界全体の王である魔界王や美冬と樫乃の兄や怪盗達に必要な道具を作っている伯爵と名乗っている人物などに出会いました。魔王と快斗達が襲われた時の戦闘シーンは力を入れて、時間もたっぷり使ってしっかりと書きました。その分作者が納得できる形で投稿することができました。
戻ってきた美冬は組織の資料を受け取り、スピオンのボスである剱持と共に澄見風が経営しているお店で資料確認を行いました。その場面でも美冬の凄さを知ることができ、澄見風のもう一つの顔が初めて公開されました。お店を出た美冬と剱持は樫乃の運転で組織へと向かったところで前回のお話は終わりました。
では、1章と今までの2章の振り返りが終わったところで、2章1部の19話に参りましょう。
樫乃の運転でマーダの建物の前まで来たところで車を停め、後ろを振り向きつつ樫乃が口を開いた。
と、美冬が止めようとする言葉を言おうとしたところで、それにわざとかぶせるように言葉を続けた。
そこまで言われてまだ止めようとする美冬ではない為2人で車から降り、樫乃は地下の駐車場に車を停めに行った。美冬は暫く車を目で追いかけた後、剱持の方を向き今後どうするべきかと問いかけた。
互いに挨拶をし、それぞれの組織に仕事をしに行こうと一歩を踏み出したところで、
と、明るく穢れを知らないようなきれいな声が響いた。そして、美冬はこの声の主を知っている。いや、知っていなくてはならなかった。何故なら声の主は、
神城青葉だったからだ。
青葉は肩に掛けていたトートバッグを手で抑えながら剱持のもとへ走って来た。が、美冬を視界にとらえた瞬間、目の輝きが消え、トートバッグが肩からずり落ち、歩みを止めた。青葉の位置からは美冬が剱持に隠れており見えていなかったのだ。剱持が1人で突っ立っているように見えたため声をかけたが実際は美冬がいた。
美冬は剱持にしか聞こえない声で名前を呼んだ。その声には戸惑い、怒り、悲しみなど様々な感情が籠っていた。普段は空気が読めず察しの悪い剱持でも、美冬の言いたいことや様子が分かった。お互い、気づいていたのだ。美冬は青葉がスピオンに所属していることに。剱持は青葉がスピオンに所属していることを美冬が気づいていることに。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。