−てると視点−
−テクテク
−ガチャ
ドアを開けるとずっと待っていたであろうあなたがいた。
こっちから呼び出した癖に待たせてしまっていた。
申し訳ない
ねぇ。その笑顔も嘘だったの、?
君は僕に気持ちを隠して嘘を付き続けてたの?
君はそんな思いを持っていたから僕を必死に止めていたんだな
あれだけ熱心に語っていたんだな
と思い知る。
ほら。どうして、どうして無理するの
君だって辛いだろうに
「 やっぱりそうだったんだね 」
その言葉を吐こうとした手前
その言葉は引っ込んだ。
___あなたが泣き出したからだ。
君の目から涙がどんどん溢れてくる
”やばい。”
僕の頭はその言葉で真っ白になった
僕の一言が。僕にとって軽い一言が
君を傷つけてしまった。
今僕には何ができる?
僕は
そんな小1が言うような言葉しか思いつかなかった。
泣きながら君は言う
よかった。
語彙力0の僕の言葉でも思いは伝わったみたいだ。
…あたりに沈黙が走る。
次に口を開いたのはあなたの方だった。
何についてだろうか。
なにか心当たりがあるとしたら…
やっぱりそうだよな
そりゃ気になるだろう
「 やっぱりそうだよね 」
とでも言いたげな顔でそう話す
え、一年…、?
嘘だ、
なんで。
そうやって言う君の目は生きることをもう諦めた目をしていた
そんな
酷いよ。
−キーンコーンカーンコーン
沈黙を遮るように最終下校時刻を知らせるチャイムが鳴る
僕らの気持ちとは裏腹に空には綺麗な星が輝いていた___。
書き方変えた!!!
どっちがいい!
アンケート
書き方
前まで
17%
今回
83%
投票数: 12票
お願いします!
あとめっちゃ長くなってごめん!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!