第2話

再会
592
2020/09/05 10:04
あの少年と出会ってから、二年と半年が過ぎたある日
あなた

う~ん。やっぱり美味しいな~。

と、私は、大好きな温泉まんじゅうを頬張りながら街を歩き回っていた。
街と言っても少し外れにある温泉街で人口もそんなになく、静かで落ち着いた街だ。
キャアアア!
どこからか、急にそんな街には相応しくない声が響きわたる。
あなた

(なんだ!?)

駆けつけてみると逃げまどう人たちの後ろに大きな鬼が三匹いた。
あなた

(なんで!?いや、それより今はこの鬼を斬らなきゃ。)

そう思い、刀に手をかけようとしたその時
シュッ
私の視界の前に大きな影が現れた。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
待て!これ以上罪のない人たちを殺させはしない!
あなた

(あれ?この子はあのときの…)

竈門禰豆子
竈門禰豆子
アアッ!
あなた

(!やっぱり)

その後、その二人は協力して鬼を斬った。
あなた

(鬼殺隊になったんだ。)

そんなことを考えていると
竈門炭治郎
竈門炭治郎
大丈夫ですか?
あなた

ああ、大丈夫ですよ。

あなた

ありがとうございました。

竈門炭治郎
竈門炭治郎
いえ、そんな。怪我がなくてよかったです。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
それでは。
そう言ってその子は去っていった。
あなた

ピュ~~イ

私は自分の鷹を呼び文を持たせた。
あなた

じゃあよろしくね。

そう言って鷹に用事を頼んでから、私はある方向に向かっていった。
私の鷹は脚自慢なので夜が明ける前に帰ってきた。
あなた

ご苦労様。

そう言ってから私は鷹が持っていた返書を読んだ。
あなた

(さてと。了解をとれたのならさっそく行きますか。)

私は、鍛えた脚で目的地に向けて急いだ。

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