第4話

序章 事の始まり 第3話 まるで漫画やアニメの世界の様な
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2024/01/24 07:32
伊右衛松 茶乃
                   うーん...?
起きたばかりの為、まだ視界がぼやけている。
そんな状態でも分かる。こんな場所は見た事がない。
辺りは暗く、気味が悪いくらいに静かだ。
少し目を下にやると、四角い石.....墓?
そんなものが辺り一面、等間隔に置いてある。間違いない。墓地だ。
俺は確か...歩道橋を落ちそうになった少女を助けようとしたらふらついて一緒に落ちてしまったレイマリを助けようと自分が下敷きになって落ちて気を失って...
うん。起きたら墓地にいるような要素はどこにも見当たらない。
もしやもう俺は死んでいて埋葬されたあとで幽霊として...
いや、ちゃんと体に触れるあたり、幽霊になって〝でた〟訳では無いだろう。
つまり、ここは夢の中?それにしては妙にリアルというか…
???
あ、起きました?
伊右衛松 茶乃
うわぁっ!?
???
ひっ!?...ちょっと、驚かないでくださいよ!ビックリしたじゃないですか!
初めに驚かせてきたのはお前だろ。と言いたいところだが、一応初対面(だと思う)な為、ぐっとこらえる。
後ろに振り向くと、そこには周りに人魂を浮かせ髑髏どくろを持った、くせっ毛ロングの少女が立っていた。
伊右衛松 茶乃
.............誰だお前。
めめんともり
お前じゃなくて めめんともり っていう名前があるんですけど。
伊右衛松 茶乃
俺ら初対面だろ?お前の名前なんか分かるか。
めめんともり
分かれやください。そしてお前じゃなくてめめんともりです。
伊右衛松 茶乃
んじゃめめんともり。
めめんともり
めめさんって呼んでください。
伊右衛松 茶乃
何なんだよ。
めめんともり
まぁそんなことは置いておいて。
伊右衛松 茶乃
置いておくな。
めめんともり
やだ。
伊右衛松 茶乃
...................
.................話が一向に進まない。ホントなんなんだコイツ
めめんともり
貴方は?
伊右衛松 茶乃
伊右衛松 茶乃。
んで、ここに連れて来たのはめめさん、お前か?
めめんともり
はい。ここは私の家みたいなもんです。つまり初対面の人間を家にあげてやったんです。感謝しろ。
伊右衛松 茶乃
やだ。
めめんともり
…………………………
伊右衛松 茶乃
というかめめさんは人間じゃないのか?
めめんともり
はい。さっきも言った通りネクロマンサーです。
………………ネクロマンサーってなんだ?
めめんともり
よく分からない顔をしていますね。ネクロマンサーっていうのは死体とか幽霊を操る妖怪です。
伊右衛松 茶乃
んで何しに来た。
めめんともり
簡単に言うとお願いですね。昨夜、紅い月の夢を見ましたね?
伊右衛松 茶乃
まぁ俺だけ最後真っ暗じゃなくて真っ白になったんだがな。
めめんともり
そこです!
近い未来、この世界は滅亡します。
伊右衛松 茶乃
は?
めめんともり
いやだから滅亡します!
...意味がわからない。あの夢を見ただけでこの世界が滅亡する?
にわかに信じ難いが、彼女の目は本気だ。嘘はついていないだろう。
伊右衛松 茶乃
それで俺が特殊だから滅亡の危機を一緒に救ってくれ。か?
めめんともり
物分りが早くて助かります。早い話がそういう事です。
伊右衛松 茶乃
いや待て。俺には何処ぞのスライム(こいつ→(\  ”/ ))みたいなチート能力がある訳でも何処ぞの○ク(「頑張れ!!」って感じのデ○だ!!のやつ)みたいなすごい師匠とかなかまがいるわけでもないぞ?
ついでに霊感もないしお前らみたいに空を飛べる訳でもない。
伊右衛松 茶乃
んなのどうやって救えってんだ。
めめんともり
私には分かります!イエモンさんにはなんか超すごい可能性が秘められている!これで前者は十分!中者はどっかで見つかります!後者は安心してください。もう霊感に目覚めています。
伊右衛松 茶乃
なんで俺が既に霊感に目覚めているなんてこと分かるんだよ?
めめんともり
じゃあなんで妖怪である私のことが見えるんですか?
伊右衛松 茶乃
.....
めめんともり
お願いです!これで諦めて家族も友達もみんな死んじゃっていいんですか!?
伊右衛松 茶乃
はァ…わかったよ。協力するから今の状況を千文字以内で簡潔に述べよ。
めめんともり
なんですかその中学入試の国語の記述問題みたいなのは。
伊右衛松 茶乃
残り974文字。
めめんともり
...............
・.━━━━━━━━━━━━ † ━━━━━━━━━━━━.・
要約するとこうだ。

めめさんにも夢のことは詳しく分からないが、この世界が終わるのは確実。
そして紅い月とヒビが原因で最近妖怪やら堕天使やら悪魔やら地獄の連中やらが活性化してきている。
今できることはその活性化してきているヤツらが起こす異変などを解決すると共に、
滅亡阻止に協力してくれる仲間を集める。
俺は魔法やらなんやらを教えてくれる仲間ができるまで、最低限の防御魔法と回復魔法を覚え、扱えるようになる。
十分の仲間を集め、実力を上げて準備を整えたら、紅い月が出る日 つまり怪奇月食の日に月に乗り込み、
紅い月で起きている異変を解決する。

こんなもんだ。
めめんともり
まぁこんなところです。




.......あ、そろそろ夢から覚めないと行けませんね。
そうそう。起きたらお願いしやすい人に妖怪,天使と悪魔,地獄のヤツらに関する資料や図鑑とオカルト系の本を購入するように頼んでおいてください!

あとこの話や私たちに関することは一切口外厳禁ですので!
伊右衛松 茶乃
おいちょっと待てまだ聞きたいことg((
その瞬間めめんともりは目の前から消えた。
それと同時に、俺もだんだん眠くなり、目が閉じてゆく。
そしてついに目を完全に瞑り、眠ってしまった……
ゆぅら
ゆぅら
はい二千文字〜
ゆぅら
ゆぅら
前回 脅威の堕落度 とか言ってたのは誰だっけな??(・3・)あるぇ〜?
みゅらぅ
みゅらぅ
あ、天さんなら今出かけてるよ?
ゆぅら
ゆぅら
( ˙꒳​˙  )ま?
みゅらぅ
みゅらぅ
までぃ‎( ꒪⌓꒪)
ちょこくっきー
ちょこくっきー
それじゃあまるでゆぅらが本人いないのに煽った変な人みたいじゃん!
ゆぅら
ゆぅら
(꒪д꒪II
ちょこくっきー
ちょこくっきー
まいっか。
今いる全員
おつめめ!
꒰ঌ┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈໒꒱
天月青
天月青
知ってた?私って一応天の声だからどこにいても今誰が何を言っているのか分かるんだよゆぅらサン



せっかくだしゆぅらの黒歴史晒そ。







ゆぅらは小学時代まじで2回くらい家にランドセルを忘れて登校したことがあるよ
もちろん小学生の頃の友達に笑われたよ。
天月青
天月青
あ、おつめめ。

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