第3話

序章 事の始まり 第2話 予想の出来ない出来事
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2024/01/24 07:30
放課後、家路を辿りながら約束通り4人で夢についての考察を行った。
伊右衛松 茶乃
まずはやはり目の前の紅い月だな。
和洋 茶子
赤は危険を表す色だから、これからなにかこの世界に大きな何がが起こるのかな?
それでどんどん大きくなって近づいてくる...
これは収拾のつかない事態?時間が近づいている?
和洋 菓子
その月にヒビが入る…これから起こるのはかなり危険なこと?
そして壊れて破片が飛び散る…世界中に大きな被害をもたらす?
歩道橋の階段を登る。
皆で考察しようと言い出したレイマリは、言い出しっぺのくせして頭がこんがらがってきたのか、周囲をキョロキョロと見ている。
和洋 茶子
……うーん。
月のことはこれくらいかな?
次は周りの様子だね。
伊右衛松 茶乃
靄がかかっていたな...足場が無い?
和洋 菓子
足場がないのは落ち着けないから、その事が起こってからではどうしようも無い?


最後の真っ白になった。と真っ暗になった。は?
和洋 茶子
真っ暗はお先真っ暗っていう言葉があるように、
その後どうなるかは全く分からない...
でも真っ白はつまり光でしょ?希望の光...イエモンさんに希望がある。もしくはイエモンさんだけ希望がある?
歩道橋を歩く。
伊右衛松 茶乃






というかさぁ...
伊右衛松 茶乃
これはただの夢なんだろ?そんな夢を考察したってそれが本当に
現実になるかなんて分からないじゃないか。
こうやって確証も無しに考えたって対策のしょうがないんじゃないか?
そうだ。これはただの夢。正夢になる可能性や証拠なんてどこにもない。
そんなものを永遠と考えていたって意味が無いし埒が明かない。
だったらもうこれはただの偶然でした。というふうに終わらせてしまった方が余程いい。
しかもそんな現実離れした事が起こるとは考えにくい。
頑張って答えを導き出して対策をしたとしても結局タダの夢で無駄骨でした。
というふうに終わる可能性の方が断然高い。
和洋 菓子
そうかもだけど…
歩道橋の階段を下る。
レイマリ・サタンバンケット
危ないっ!!!!!
伊右衛松 茶乃
ッ!?
レイマリが急に叫ぶ。なんだと思い振り返ると、
 

ーそこには後ろ向きに落ちる小さい女の子とそれを支えようとして体勢が崩れ、地面へ真っ逆さまに落ちるレイマリの姿があった。
伊右衛松 茶乃
待っ
和洋 菓子
イエモンさん!?
普段の俺では出来るはずも無い芸当だった。考えるより先に身体が動いた。
落ちるレイマリに飛び付き、空中で向きを変えて、自分を下にして落ちるようにした。
だが、普段運動をしない俺が2人を抱えて着地が出来るはずもなく、そのまま地面に思い切りぶつかってしまった。
和洋 茶子
イエモンさん!大丈夫ですか!?
全身が痛い...力が入らない...
和洋 菓子
きゅ、救急車!
意識が朦朧もうろうとする中、必死に俺を呼ぶ3人の姿があった。
しかし、叫ばれても意識がはっきりしたり、急に動けるようになったりするはずも無く、
返事も何も出来ないまま、目を瞑ってしまった…
ゆぅら
ゆぅら
はい!今この時点で午前0時2分!完全なる徹夜!
ちょこくっきー
ちょこくっきー
ただ夜更かししてるだけ定期。
みゅらぅ
みゅらぅ
そして気づくともう( Ꙭ)35!有難うございます!
天月青
天月青
ついでに昨日に比べて1000文字少ないという脅威の堕落度。
ゆぅら
ゆぅら
いやこれは物語の切る場所の問題だから!しゃーないヤツだから!
天月青
天月青
そういう事にしておこう。
ゆぅら
ゆぅら
いや信じて!?
ちょこくっきー
ちょこくっきー
まぁそんなとこーろで!
裏4人組
おつめめ!

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