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タッタッタッタッタッタッ
一心不乱に走った。
途中人にもぶつかったが、そんなことはどうでもいいほどだった。
最悪の事態が頭をよぎる、、、、、
俺は、ようやくほとけの家に着き、扉の前に立つ。
ピーンポーン
インターホンを押して呼びかけるが返事もなく、出てくる気配もない。
ガチャ
運良く鍵は空いていた
ドアを開けてもう一度声をかけてみるが、やはり返事はない。
タッタッタッタ
その後、リビング、キッチンと周ったが、ほとけはいなかった。
タッタッタ
急いでほとけの部屋へと向かう。
ドアノブに手をかけて、扉を開ける。
ガチャ
そこには、、、、
天井からロープを吊り下げて、首を吊っているほとけがいた。
頭の中が真っ白になった。
ただ、体を揺らしてほとけの名前を叫ぶことしかできなかった。
そ、そうだ、救急車、救急車!!
急いでスマホを取り出して、電話をかける。
救急車は呼んだ、、、
あ、あと、ロープ、ロープを切ろう!
一度キッチンへ戻り、包丁をとってくる。
ドサッ
ロープを切って落ちてきたほとけを受け止める。
名前を呼ぶが、返事は返ってこない。
体は痩せこけていて、冷たくなっていた。
俺は、溢れる涙を堪えきれなかった。
それから救急車が来て、ほとけは救急車に乗せられて、病院へ向かう。
俺も付き添いと言うことで、救急車に乗る。
心臓の鼓動が早いままで収まらない。
まだ、生きていてくれという願望を抱えながら救急車に揺られていると、、、、
プルルルルル
それはないこからの電話だった。
泣きすぎて、上手く声が出ない。
ピッ
そこで、電話を切った。
















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。