第9話

🌙
153
2020/03/08 13:51






自分の席を探す














ミオリ
あ、あった
隣の人は...まだ来ていないみたい





























隣と通路ひとつ分離れてるからそんなの関係ないけどね





















ミオリ
あぁ~~~
座れるって幸せ~~~
















いつも事務所に通うときはぎゅうぎゅうのバスでずっと立っていた





























ミオリ
あ、また思い出してる...
























まだまだ執着してるんだ...










道路の混み具合にもよるが、釜山までは5時間もあれば着く


















 
ミオリ
朝ごはん食べて、寝よっかなぁ~~
いつもよりすごく早く起きたから眠い...😪














そんなことを呟いた時、隣の席の人が来た
























ふと目があって、いつもの癖で会釈してしまった





















驚いていたっぽいけれど、会釈を返してくれたしいい人かも










































???
???
あの...急に話しかけてすみません。
ミオリ
急に話しかけられてビックリした





















え?なんだろう?






















私なんかやらかしたかな...?


















スカウトマン
スカウトマン
私、BRANDNEW MUSICという芸能事務所のスカウトマンをやっております、○○と申します。







あ、なんだ、スカウトマンさんか、
























ミオリ
はい...
スカウトマン
スカウトマン
急で申し訳ないのですが、よければうちの事務所に来ませんか?
今練習生を募集していて...
ミオリ
あ、いや、でも、私は...
スカウトマン
スカウトマン
どうか!...名刺だけでももらっていただけませんか...?






















すごく押しの強い人だ、




















ミオリ
あ、はい...
スカウトマン
スカウトマン
嬉しいです!
スカウトされた方は、代表との面談がありますので4月20日、名刺に書かれている住所までお越しください。
スカウトマン
スカウトマン
もちろん、練習生になる気がないのであればお越しいただかなくて結構ですよ!
考えるだけ考えてみてください☺
ミオリ
わかりました、















もらった名刺を財布にしまう































『6:30発 釜山直行急行バス、発車します』


























ミオリ
バイバイ、ソウル...










私はそう、小さく心の中で呟いた














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