高く澄んだ空の下、柔らかな風がチャペルのステンドグラスを静かに揺らしていた
今日は、あなたの下の名前とカラ松の──結婚式の日
あの日の任務から、たくさんの時が流れた
幾多の任務をこなし、たくさんの傷も癒しながら、2人は少しずつ人生を重ねてきた
そして今、静かにその" 約束 "の続きへと歩いている
控室のドアの前
カラ松は、緊張を隠しきれず、落ち着かない様子でネクタイをいじっていた
手の甲には、かんなをかばったあの日の傷跡が残っている
けれど、その痛みも今では懐かしい
そのとき──式場の扉がゆっくりと開いた
現れたのは、純白のドレスを身にまとい、ベール越しに優しく微笑むあなたの下の名前
目が会った瞬間、カラ松の胸が高鳴った
一歩ずつ歩み寄ってくるあなたの下の名前に、胸の鼓動が高鳴っていく












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。