第76話

 愛 し き 魔 女 が 愛 し た 子 
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2025/12/08 10:21 更新













  ────────── きっと愛されなかった貴方だから、

                         誰かを愛せたんだね 。











    ☑︎ 人外パロ

    ☑︎ 魔女( モブ )視点

    ☑︎ 瑞サマ 女の子設定

    ☑︎ メンバー様 , 瑞様 の出番少なめ


    書いてみたいなぁを書いてみただけで
    本当は世に出さない予定だったものです

    モブ視点モブ中心になっています
    どちらかと言えばモブ(女) × 瑞サマ

    cp要素は一つもありませんし、目指してもいません


    それでも構わない方はどうぞ















  昔々 、とある星が美しき街に 、一人の魔女がいました 。


.
 魔女だ ッッ !!! お前ら捕えろ !!! 


  心優しく 、動物にも人間にも植物にも 優しい魔女は
  人間と仲良くしたいと考え 、街に降りると 捕まりそうになりました 。


  世の中は 「 魔女狩り 」の時代であり、
  森の奥深くで 動物や植物と暮らしてきた魔女は そんな事は知らずして 降りてしまったのです

 ……… 人と一緒に生きていくなんて出来ないのかなぁ … 


  魔女は 松明が腕にぶつかり 火傷をしており
  所々 切り裂かれたのか 服もボロボロ 。見るほど痛々しい状態になってしまいました 。


  そんな魔女は 、その世の中に 大きな怒りを抱え
  魔女なりに 魔女らしく 魔女らしい方法で 人間に復讐をしようと

  考えました 。

 … あら 、素敵な 赤ちゃんですね 。 

@
 えぇ …  
今年の夏に 生まれたばかりの 我が家の末っ子なんです

 そうなんですね、 
 … 因みに、お名前はなんて言うんですか ? 

 はい 、この子は ___ って言うんです  


  魔女は 、魔法で姿を変え 街に再度降りました 。
  そして そこで一人の 女性に出会いました 。


  彼女の 腕の中にいたのは 生まれたばかりの 人間・・の赤ちゃん
  ふわふわと 眠たそうな顔をして 彼女 … 母親の腕の中に収まっていました

 まぁ  なんて可愛らしい名前 … ! 
失礼しますが 、抱っこさせて頂いても ?
@
 えぇぜひ  
きっと この子も喜びますから …


  魔女は 思ったのです 。
  あぁ、これこそが 人間への最大の 復讐だと

  幸せそうな顔をしている 目の前の人間が 、
  絶望の表情へ変わり 泣き叫び 後悔をすることこそが、


  魔女らしい 魔女ができる最大の復讐であると 。




  彼女から 赤ちゃんを受け取った 瞬間、
  魔女は 魔法を使って その場から 消えました 。

  その刹那 、
  聞こえたのは 彼女の咽せ泣き叫ぶ声 。

  振り向けば 彼女のそばに駆け寄る 多くの人間
  彼女は 魔女の方を向き 声を荒げます

@
 かえして゛ッ !! かえしてよぉ、ッッ゛ 


  胸がちくりと 痛む感覚がしましたが 、魔女にはそれが
  どんな 物なのか 、どんな感情なのか 知り得ませんでした 。


  ただ、家に戻り 手元に残ったのは 幼い人間の赤子
  そして 笑顔が美しかった彼女の 咽び声

  手の中に残る 赤子は 何事も無かったかのように 静かに眠り
  まるで 魔女を母親だと思い込んでいるように 魔女の服の裾を

  
  その小さな小さな手で 掴みました 。
  魔女は 、後悔という言葉を 初めて知りました 。











    ######
















💫🎨
 ──────── なぁなぁ 、これって 食べれるん、? 



  魔女が 攫った赤子は 背も伸び 精神的にも 大きくなり
  もう赤子と 言える年齢ではなくなりました 。

  魔女は赤子を 、「 れる 」と呼びました 。
  嘗ての 彼女がそう 赤子へと 名付けていたからです



  れるは 、とつも美しい 女性へとなりました
  大きくなる度に 、笑顔を見せる度に 脳裏に蘇る彼女の姿

  れるは、彼女と見分けがつかないほどに成長しました
  街に降りるたびに 誰もが振り返るほどに 美しかったのです


  だからこそ 魔女は怖かった 。
  誰かに連れ去られるのではないかと 。
 
  攫ったのは 魔女であるはずはのに 、

 … ねぇ、れる 
貴方は … その、お友達は欲しくないの ?
💫🎨
 おとも、だち … ? 
 そう、一緒に遊んだり … 話したり、好きになったり 
そんなことができる存在 。ひとりは … 寂しいでしょう

  風が靡く 。いつかこの言葉すら 、清く正しい風に乗って 散れば良いのに。
  

  目を大きく開いたれるは、目を細め笑う
  美しく照りつける太陽に負けない、誰よりも美しい笑顔で

💫🎨
 … んーん、れるは、魔女さんがいれば 大丈夫なんよ 


  本当に そうなんでしょうか 。


  こんな小さな子が 、誰の手も借りずに強くなれるのでしょうか 。
  こんな小さな子が 、誰かのそばに居たいと考えないでしょうか 。
  こんな小さな子が 、美しく笑えるでしょうか 。



  れるには 天性の才能が ありました。
  誰もを惹きつける 天性の才能が

  だからこそ魔女は 怖かったのです 。
  この才能は 、自分が攫ったから 魔法が無意識にかかったのではないか、と

  … 分かったわ 、私の愛しき子 


  魔女は 、永遠の呪い という名の “  おまじない  ” をかけました 。



  __________________ 愛しい貴方に 、愛しきおまじないを 。






  きっといつか … それは貴方を守ってくれる筈だから 、
  だからその時までは 、私の 側で光り輝いていて欲しい 。

  小さな心優しき魔女は 、
  自分自身にも 、れる自身にも 同じ魔法を かけたのです



  そして、れるの ともだちを つくりました。


💫🎨
 … ぁれ 、お客サマ … ? 
 んふふ れる、紹介するわ 
あなたの お友達になる子たちよ



  数日後に 魔女とれるが 二人で住む家に現れたのは
  れると 同じくらいの背丈の 動物のようなものが 四人


  見た目からして かわいらしくが、喋る姿は 男性であり
  彼らは ただ一途に れるだけを 見つめていました

  れるは ほんの少しだけ、怖がりました 。
  見つめられることは 慣れていますが 、好奇心の目で 見られるのは 初めてだからです


  魔女は、そんなれるの姿をみて
  苦笑を漏らしながら 優しく手を包み 彼女を一つ前に 押します

 …… さぁ、愛しき私の子 。自己紹介してみなさい ? 


  また一つ、れると魔女の おまじないは 深まります

💫🎨
 … れる 。えっと … 好きに呼んでもらって構わへんから … その、 

  動物たちは 目を大きく開いた後 、優しい笑みを零しました
  そして、彼らも れると同様に自己紹介を します

❣️🌸
 … こえだよ 、れるとは同い年、かなぁ … ? 

💤
 くにです 。こえ氏とれるちとは 同い年だから 
よろしくね、?

🎯
 こったろです 。一応この中では 最年長だから …  
あ、もちろん 魔女サマは別枠になっちゃうけど
🎯
 なにかあったら いつでも頼ってね 

🍭
 ゆうさんは 如月ゆう だよ、! 
れるちと仲良くできたらなぁって思うから、よろしくね?


  可愛いな 、かっこいいな 、頼れるな 、


  そんな数多の感情を抱きつつ 新たな出会いに 心を躍らせる
  先ほどまで 残っていた恐怖の感情は 消え去り

  あぁ、この人たちとともだちなれる
  という事実だけを 胸に落とし込み刻んだ

💫🎨
 っ、! れるこそ … っ! よろしくな、? 


  きっとこれが 、神々に導かれた 未来なのだ  。



  本当なら、こんな未来が 、しあわせが 貴方に花咲いたはずなのに




 …… 






  魔女は 、誰にも愛されなかった 。


  幼き頃から母や父の温もりを知らず 、孤独に育ってきた
  人間への憧れと夢を持ち合わせていたけど、

  一つの出来事は魔女へ大きな傷を与え、幸せにした



  愛されなかった魔女は、誰かを愛したかった




  魔女は、たった一人の幸せを愛した






  __________________________ いつか、私の代わりに愛されますように




  愛しき魔女は 、たった一人の 愛しき子を 愛し 、
             たった一人の 幸せを 心から願った 。








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