第39話

# 035 .
2,212
2024/05/10 00:00 更新





ピンポーン

とインターホンが鳴り、
少女は小さな足で玄関までスタスタと自力で歩いて
扉を開けた

???
貴方が狐色あなたさんですか
あなた
……貴方は
???
申し遅れました。私の名前は___
奏風 虹音
奏風 虹音
奏風ソヨカゼ 虹音レイン と申します。
奏風 虹音
奏風 虹音
今日から私は、
貴方様の専属使用人です


ニコリと笑みを浮かべて彼女はそう言った


   奏風ソヨカゼ 虹音レイン ____
        補助監督・窓 ____


使用人は其の笑みが作り笑顔なのは直ぐに分かった
そりゃそうだ。
会ったばかりの小さな少女に
使用人を就けるのだから。
其方は仕事でやっているのだから
この反応は当たり前なのだろう

その様子に少女は黙り込んでしまった

ただ、たった一言___

あなた
…宜しく御願いします
奏風 虹音
奏風 虹音
…!


たったの四つの子供が敬語を使っているからか、
彼女は驚いて目を見開いていた

しかし、彼女も又、中学三年生であり子供だった

正直、唯の・・高校生がこんな流暢に敬語を使いこなせる筈がない

二人は初めて会った時から何処か似ていた____

奏風 虹音
奏風 虹音
…えぇ、宜しく御願いします。


これが、彼女との新しい出会いだった___












あなた
奏風さん…、
この場合はどうすれば良いですか…?
奏風 虹音
奏風 虹音
あぁ、これはですね…


少女は使用人から呪術の事を教わった

だが、少女が呪術に触れるのは初めてでは無かった




















少し時を遡り、少女が生まれて一年たった時___

狐酔
あなた…だったな。
あなた
…誰、ですか…?


ある日、夢の中で黄金色の綺麗な毛並みをした大狐が真っ白の部屋空間に現れたのだ

少し怯えながらも、勇気を出してそう聞いた

狐酔
其方によって、封印が解かれし者だ。


狐が喋っている事に、
彼女は驚きを隠せなかったが、

彼女は特に何も聞かずに、耳を傾けた

あなた
ふう…いん…?


思わず口を開いた

何せ、この時が彼女の呪術というものを知った日だったから___

狐酔
よし、其方に免じて教えてやろう。
呪術・・の事についてを___。
あなた
…!は、はい…!


その日が少女と大狐狐酔の出会いだった____


















それから時が経ち一年、
家族と少女との距離感は急速に遠くなっていくばかりであった。

少女だけに使用人が就いた事にも納得がいかず、気に食わなかったのだろう

流石に心配になった使用人の彼女も声を掛けた

奏風 虹音
奏風 虹音
あなた、最近大丈夫かい…?
あなた
…うん、大丈夫。


訊かれても、少女はそう応えるだけだった
この時からだった、少女が作り笑いを覚えたのは。
勿論、たったの五つで。

家族との距離は遠いが、使用人との距離は縮まった

使用人とのコミュニケーションを出来る限り多く取って、敬語を外せるように練習したのだ

そしてお互い、様付けなしで話すようになった

恐らくこの時には既に、
少女は生命を懸けてでも守ろうという
使用人レインには少女への強い忠誠心が宿っただろう

主と使用人という大きな壁のある立場だが、
お互いが信用し合い、生きていく上で、
かけがえのない存在となったのだ____

一年でかなりの進展だった。



だが、其れと同時に不運な事も

狐色 那莉愛
狐色 那莉愛
ねぇ、ノロマ
狐色 那莉愛
狐色 那莉愛
この宿題、全部やって置いてよ(笑


そう、彼女姉さん

数年前迄は、妹が出来た事を嬉しく思って、純粋な瞳をキラキラと輝かせていたのに
今の彼女は少女を嘲笑って、雑用を押し付けて、
兎に角、酷い変わり様だった___

あなた
は、はい……


声が震えながら私はそう返事をした

唯、其の時からだろうか、
少女はどんなに無理難題を押し付けられようと、何も思わなくなり、感情が消え去ったのは___

あなた
(嗚呼…人間って、こんなにも簡単に変わるものなのだなぁ…)


この時、少女は二度目の失望と、
この広い世界と自分の人生に渇望した____










次第に状況は悪化していった

毎日宿題の押し付けは当たり前
彼女の部屋の掃除迄もやらされた
そして彼女の機嫌の悪い日は殴られ蹴られ…
兎に角、散々な日々だった

だが、彼女は何も思わなかった…
否、思えなかった・・・・・・____

あなた
(どうでもいいや…何もかもが、)
奏風 虹音
奏風 虹音
……っ…、


そんな目にハイライトの映らない少女の様子を、何も言わずに悔しそうな目で使用人レインは見ていた





ぱわふるCATふーど
なんか書いてて辛いわ…((
ぱわふるCATふーど
コメディなのに暗くしてごめんね((














虹音ちゃん紹介~~~~☆☆☆



# 奏風ソヨカゼ 虹音レイン .

# ♀︎ .

# 十五歳(中学三年生) .

# 術式なし .

# 呪霊が見える .

# 狐色コンジキあなたの専属使用人 .

# 補助監督・窓 .

# しっかり者 , 少し天然 , 根は明るい , 優しい .

# 良くも悪くもめっっっちゃ善人 .






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