他の人は、こんな束縛される前に、
対等な関係じゃなくなる前に、
別れているはず
だけど私は
そんなユジンも好きだから
付き合ってしまう
怒られても、縛られても
好きだから
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先生「体育祭近いからグループで掃除することになった」
先生「グループ分けは先生の方でしといたから黒板見といてな〜」
もう、体育祭の季節
黒板にグループの名簿が貼り出されている
男3人に、私と、休みがちな女の子1人
5人のグループだった
ユジンと同じクラスじゃなくて良かった、本当に
5人のグループで集まった
私は女子1人
🚹「俺らは〜校庭の整備?!」
👦🏻「外れすぎる...」
🚹「でもあなたがいるのは当たりだろ笑笑」
👦🏻「確かにな笑笑」
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ソヒョン「あなたー!!」
他クラスの友達、ソヒョンが声をかけてくれた
ソヒョン「あなた、校庭整備?」
ソヒョン「あなたの彼氏もこのグループだよ!近くてよかったね!笑」
ソヒョン「え、あ、どうかした?」
ユジンと近いってことは、
掃除してるとこ見られるってわけだよね
まって、また制服のまま
ジャージに着替えてない
また怒られるのかな
🚹「あなたー!」
そんなこと考えてぼーっとしていると
🚹「これ一緒に運んでくれない?」
👦🏻「待って重そうだから俺も」
👦「俺も!」
ソヒョン「、笑笑 あなたモテてんなー!」
ソヒョンの言葉で、ユジンが振り返る
ユジンと目が合った
すぐ逸らした
その後はソヒョンとずっと居た
ユジンは校庭の向こう側を掃除していた
ソヒョン「あなた!うちのグループ掃除終わった!」
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ソヒョン「またね〜!」
ユジンは私と目を合わせてくれなかった
ユジンはいつも冷たい
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私のグループは少し掃除が長引いてしまった
🚹「やっと終わった、、、」
👦「じゃあ解散ね!」
やっと掃除から解放される、、
スマホを確認すると
「3件の不在着信」
慌てて通知を押すと
どうしよう
とにかくかけ直さなきゃ、、
電話が繋がった
私が聞き直したところで電話が切れた
大体こうやって呼び出す時は
めっちゃ怒ってる
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スマホはあれから誰も追加したりしてないし
ユジンに褒められて認められるの
珍しい感じがして
嬉しい、
こう思っちゃうの、かなり重症
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。