第6話

6 2人で選んだ道
951
2024/04/16 07:39


やっぱり妊娠したなんて
急に言われても困るよね、、、


しばらく間沈黙が続き
重苦しい空気が漂う。


今の私にはこの数分間さえキツかった。




なんか泣きそ..


たとえ受け入れてもらえなくても、
1人でも産むってそう決めたじゃない








弱いママでごめんね


お腹を撫でようとしたその時、、


IN「⁈」

私の手に彼の大きな手が重さねられた








CB「ここに俺たちの赤ちゃんが?
  
  
 ヌナっ、ありがとうっ、ありがとう」


そのままギュッと抱き寄せられた




IN「へっ?」

想定外のことに思考が追いつかない



IN「おろしてって言わないの?」  
CB「言うわけないだろっ。
  ヌナとの赤ちゃん、
  欲しいに決まってる!
  そうじゃなきゃ避妊せずなんかしないよ。
  
  俺、、まだ給料も安いし 
  頼りないかもだけど、、
  絶対ヌナとこの子を守るから。
  だから俺たちの赤ちゃん産んでほしい。
  ヌナっ、いやアイエンっ、、  
  俺と結婚してください」
  


何の迷いもない真っ直ぐな瞳。



IN「本当にいいの?
  やりたいことあるんじゃ、、」
CB「心配しないで?
  もちろん仕事も頑張るよ」
IN「私家事も得意じゃないし
  嫁らしいことできないけどいいの、、?
  すぐ感情的になっちゃうし、、、」
CB「そんなところもかわいい♡
  ヌナの全てが好きなんだ。
  

  ヌナ、返事聞かせて?」
  
IN 「よ、よろしく、、お願いします...」
CB「やったー!!
  ヌナが俺のお嫁さん🤤
  そうと決まれば 
  ヌナの家に挨拶いかないと、、
  なんとしても認めもらうから!」


先程の地獄のような時間は
何だったんだと思うくらいに
大喜びのチャンビン。


どうやら感極まって
フリーズしてただけらしい、、笑




IN「はぁっ、、」

極度の緊張状態が解けて
体の力がフッと抜ける。

CB「おっと。大丈夫?」

そのまま倒れそうになった私を
しっかりと受け止めてくれた。



CB「ごめん、俺、舞い上がっちゃって、、」
IN「いいわよ。私も同じ気持ちだから」
CB「ヌナっ、、、
  そういえば体調は?
微熱があるのも妊娠してるからだったんだね」
IN「まだ大丈夫。
  でもそのうち悪阻が始まるかも、、
  母親も姉も重かったらしくて
  ちょっと不安」
CB「俺が支えるから。
  無理しちゃだめだよ」
IN 「分かってるって。
  でもありがと、、」
CB「うん。ぁあ、どうしよ、幸せすぎる
  今日はくっついて寝ようね♡」
IN「まぁ、、あんたがどうしてもって
  言うなら、、」
CB「素直じゃないんだから( ̄▽ ̄)
  アイエン、愛してるよ」
IN「私も......んっ」


会えなかった分を取り戻すように
何度も何度もキスをした。

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