第2話

1 君は今どうしてる?
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2025/12/26 05:15 更新
   ザァァァァァァァ
中島敦
今日は雨ですね
とある日の探偵社
   敦は窓の外を見ながら
        ポツリと呟いた
宮沢賢治
そうですね〜
谷崎潤一郎
こうゆう日は気分がどんよりしちゃうよね
江戸川乱歩
全くこんな雨の日でも
江戸川乱歩
僕への依頼は殺到だし
江戸川乱歩
かと言って面白い事件は無いし
江戸川乱歩
本当今日は最悪な日だよ
中島敦
あはは…
中島敦
あれ?そういえば太宰さんは
敦は周りを確認すると
先程までいた太宰が居ない事に気付く
与謝野晶子
また自殺しに行ったんじゃないのかい?
国木田独歩
あの唐変木が自殺しに行くのはいつもの事だろ
国木田独歩
敦、太宰を探してこい
中島敦
えっ!僕がですか!?
国木田独歩
お前以外に誰がいる
中島敦
ん〜…わかりました…
ガチャ
中島敦
行って来ます…
江戸川乱歩






    雨

            それは生きていたら

    必ず目にするもの



              地球の摂理




    日本人なら尚更見た事無い人はいないだろう




だけど毎年毎年この日が雨だと



           なにか理由がある様に感じるね












太宰治
ねぇあなた
太宰治
君は私を怨んでいるのかい?


   "君"と"僕"の命日になる筈だった


             あの日から降る雨は



"君を一人で逝かせた"私への






          "怨みの雨"
太宰治
あなた
太宰治
今年は何を持って来ればいいか
悩んだのだよ
太宰治
だからね
太宰治
今年はマフラーを持って来たよ
太宰治
毎年毎年この日は寒いからね
太宰治
そういえばあなたなんとね今年は探偵社に三人も社員が入ったのだよ
太宰治
一人は都会の事を何にも知らない子でね
太宰治
_______
太宰治
じゃあそろそろ私は帰るよ
太宰治
来年また来るからね
太宰が去った後誰かがとある墓の前に立ち



スッ
その誰かが墓に置かれたマフラーを手に取り
首に巻く
???
全く
???
死者には寒いとか暑いとかそんなの無いのに…
???
まぁでも有り難く貰っておくよ
あなた
またね兄さん
あなた
次は来年じゃなくて
あなた
近い内に会えるからね
あなた
ふふっ



      雨上がりの晴天の中




            一人の少年が



   横浜の街へと音も無く消えて行った
夜空ルミ
なんかこっちの方がPrologueっぽいなぁ
夜空ルミ
もう一個出すか!
夜空ルミ
next!

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