第30話

───溺───
29
2026/01/31 03:00 更新





無線のノイズが響く
警備兵
侵入者はッ…
警備兵
重力を操る異能力者ッ…
警備兵
中原中也だッッッ…
中也の威嚇で無線は切れる
(なまえ)
あなた
フョードル・D
フョードル・D
貴方にも着いてきて貰いますよ
























































フョードル・D
フョードル・D
メルトさん?
そう云い乍らフョードルはメルトの前に手を差し出した
3対2

圧倒的にフョードル側の方が戦力が強い

重力使いの中原中也。
ヨコハマも恐れる魔人フョードル・ドストエフスキー。
テロリストとして高価な本名不明のメルト。

其れに対し。
本から生まれたカジノの支配人シグマ。
元ポート・マフィア所属の武装探偵社社員太宰治。

対立が可笑しいのである

元はメルトはニコライを選んでいたが。
メルト自身から提案したのは…
(なまえ)
あなた
私自身が呼んだ時に貴方は来て下さい。
とニコライに命じて居たのである

其の為場に残ったメルトをどうするのかと云う話でフョードルが提案したのが


「此方側に着いて来る」


と云う提案なのであった。

其れを了承したのはメルトな為何時でも裏切りは可能であるが裏切ればニコライからの信頼。
否、ニコライの使い道を塞がれる為メルトはフョードルを裏切らないであろう。

其の状況を見上た上でフョードルは提案したのである

なので実際先手を打ったのは太宰治やメルトでは無くフョードル自身であった。
ピッピッピッ…
重い鉄の扉が開く
トコトコッ
(なまえ)
あなた
フョードルに手を握られた儘歩くメルト。

其の顔は今直ぐにでも離して貰いたそうな顔であった
「無効な入力番号です」

「重大な収容違反が発生しました」

「閉鎖シークレスを開始します」
フョードル・D
フョードル・D
中也さんっ!!!
(なまえ)
あなた
中也は呼ばれた途端扉に拳をやるが無効。
中原 中也
中原 中也
ぐッ…
メルトの手を握っていたフョードルの手の力が強くなる
「警告。警告。」

「此の注水工程は中断出来ません。」
フョードル・D
フョードル・D
フョードル・D
フョードル・D
既に回線までッ…
フョードルの手から血が落ちる
(なまえ)
あなた
!!!
(なまえ)
あなた
無駄な抵抗は自身の力を失くす!!!
中也は何度も扉を殴っている
フョードル・D
フョードル・D
此れは不味いですねッ…
契約を結ばなければ良かったですねッ…

私迄に被害が及ぶ…
太宰 治
太宰 治
「聞こえるかい?フョードル。」
(なまえ)
あなた
太宰 治
太宰 治
「もう時期溺れ死ぬ気分は?」
フョードル・D
フョードル・D
僕は殺せませんよ
太宰 治
太宰 治
「良いね其の反応。だがどう脱出する?」
(なまえ)
あなた
太宰裙の仕込みですか…

彼を敵に回したのが駄目でしたか…
太宰 治
太宰 治
「異能力で脱出しようにも扉は破壊不能」
太宰 治
太宰 治
「其れに中也の重力は触れたものに発生するから粉末や液体はやや苦手だ」
太宰 治
太宰 治
「では君の異能かなぁ?」
(なまえ)
あなた
フョードル・D
フョードル・D
太宰 治
太宰 治
「だとしたら面白いけど」
太宰 治
太宰 治
「察するに君の異能は此の状況を破れる類いのものじゃない」
太宰 治
太宰 治
「じゃあメルトちゃんは?」
太宰 治
太宰 治
「君の異能も此の状況では無理だろう?」
(なまえ)
あなた
(なまえ)
あなた
見越していた。訳ですか。
太宰 治
太宰 治
「だから此の罠を選んだ」
太宰 治
太宰 治
「メルトちゃんを殺す訳には余り良くは無いのだけれどね…」
太宰 治
太宰 治
「君はフョードルの方へ行ってしまった」
太宰 治
太宰 治
「助け様が無いのだよ」
(なまえ)
あなた
助け等結構です。
(なまえ)
あなた
貴方。私を助け太宰裙の方へ私を連れ込む気でしょう。
(なまえ)
あなた
乱雑は結構です
太宰 治
太宰 治
「大当たりなの悲しい…」
太宰 治
太宰 治
「んんッ"!」
太宰 治
太宰 治
「中也。君ともお別れだ」
太宰 治
太宰 治
「こんな事に為って残念だよ」
溺れている中也をカメラから見る太宰
太宰 治
太宰 治
「出会ってから7年」
太宰 治
太宰 治
「君とは歪み合って秤だったね」
太宰 治
太宰 治
「でも…」
太宰 治
太宰 治
「今思えば」
太宰 治
太宰 治
「時には心を通わせた瞬間もあった」
先程迄の強気な声から少々弱々しい声に為った
太宰 治
太宰 治
「例えば…」






































太宰 治
太宰 治
「御免特に無かった☆」
太宰 治
太宰 治
「其れじゃあっ」
太宰 治
太宰 治
「グッバイっ☆」
ポカンッ
中也の帽子丈が水の上に浮かんだ

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