第31話

───返───
35
2026/02/10 02:52 更新




シグマside
シグマ
シグマ
何してるッ…
絶賛太宰に背中を借りられている最中ッ…

許さん…
太宰 治
太宰 治
念の為内部機構の確認をね
そう云い乍ら太宰はシグマの最中に乗り、確認をしている
太宰 治
太宰 治
良し、罠はないね
太宰 治
太宰 治
では元気にしゅっぱーつっ!!!
そう云い太宰は元気良く片手を上にあげる

満面の笑みで
シグマ
シグマ
シグマ
シグマ
さっきの話だが
シグマ
シグマ
私を選んだ理由は2つあると云ったな
シグマは確認する様に太宰に喋り掛けた
シグマ
シグマ
2つ目は何だ?
太宰 治
太宰 治
私が選ばなければ、君はフョードルに口封じされていたよ
とシグマを見ず、前丈を見詰め答える
シグマ
シグマ
其れが2つ目の理由なのか?
本当に思えなかったのか、シグマは少々疑問を抱いていた
シグマは喋らない太宰を横目で見る



此れ以上答える気は無いって事か…
考え込んだのか俯いたシグマ
私は家が欲しかった
誰にも利用されずに生きる為の家が
外では皆
誰かを利用して生きているから
だが何故だ?
探偵社は太宰を利用していないし、
太宰は探偵社を利用していない
太宰 治
太宰 治
可笑しい
シグマ
シグマ
んッ?
黙っていた太宰が急に喋り出す
太宰 治
太宰 治
長過ぎる
そう云った途端エレベーターの中が激しく揺れた

其れには太宰もシグマも耐えれず、倒れそうになる





無線ノイズ







「助けて」

「助けて」

女性の声がエレベーター内に広がる

「私はッ…何もッ…関係無いッ」











私は頼まれて時間停止の異能を使った丈なのッ
カチャッリ
彼女の頭に銃が置かれる
「だから命丈はッ!」
そう云った途端。

無線ノイズから銃声音が走った

女性が撃たれた音だろう



ドサッ


メルトside 
(なまえ)
あなた
ふッ…うッ…寒ッ…
濡れた服。髪。身体。

凡てが彼女を風邪へ導く
フョードル・D
フョードル・D
却説太宰裙
フョードル・D
フョードル・D
濡れて寒いので手短に御伝えしますメルトさんも寒がっていますし。
フョードルは少々不気味な笑みで話す
シグマ
シグマ
「おいッ!」
太宰 治
太宰 治
「時間停止の信号が途絶えた」
太宰 治
太宰 治
「恐らく協力者が殺されたんだ」
シグマ
シグマ
「ッ!」
焦るシグマ

其れに対して太宰は冷静に判断している
フョードル・D
フョードル・D
太宰裙
フョードル・D
フョードル・D
正直な処少し驚きました
フョードル・D
フョードル・D
洪水の試練にではありません
血飛沫で汚れているのにも関わらず喋り続けるフョードル
フョードル・D
フョードル・D
7年来の相棒であり乍ら重力使いに洪水を防げないと考えた其の絆の浅さにです
少々煽る様に喋る
太宰 治
太宰 治
「何?」
(なまえ)
あなた
ちッ…なみに…
(なまえ)
あなた
隔壁のレールを事前に中也さんの重力で歪めて置きましたッ…
髪から雫が床に落ちる
(なまえ)
あなた
いかに…世界一頑健な隔壁であろうとも…
(なまえ)
あなた
其の設計思想は"簡単には開かない"を実現する事ッ…
(なまえ)
あなた
故に結果として…
(なまえ)
あなた
開いた状態から閉じる事も又困難にしている…んです…
途切れ途切れに喋っているが云っている事は必ず聞き取れる
(なまえ)
あなた
隔壁の故障の為…、完全扉が閉まらず
(なまえ)
あなた
水が漏れたのですッ…
腕を擦り乍ら喋るメルト。

其れをフョードルはニコニコと見ていた

端から見れば頭が可笑しい人変人である。
(なまえ)
あなた
後は簡単です。
(なまえ)
あなた
隙間から脱出する丈…
(なまえ)
あなた
此の程度も思い付かないとは重力使いを使役する資格に欠けているのでは…?
ポタポタと垂れる水に重みが感じる

其の水は余りにも綺麗だった
シグマ
シグマ
確かに其らなら脱出は可能かもしれないが…
シグマ
シグマ
其れは事前に浸水攻撃があると知っていなくては不可能な対策だ
シグマは真剣で、困難した顔を見せている
太宰 治
太宰 治
吸血種だ…
シグマ
シグマ
何ッ?
太宰 治
太宰 治
何日も前から警備の誰かを吸血種に変え、潜ませていたんだろう。
太宰は確信した顔を見せる
太宰 治
太宰 治
そいつからの連絡が途絶えた事で制圧を推測したんだ
…流石太宰裙…

考えている事が1歩先ですね。

彼に敵うのは誰なのでしょうか
フョードル・D
フョードル・D
洪水の試練は神の下部たるぼくに相応しいモノですが
フョードル・D
フョードル・D
ぼくは虚弱体質なので風邪でも引いたらたまりませんメルトさんが引いても困りますしねぇ
そう云い乍らフョードルはキーボードをカタカタと鳴らす
(なまえ)
あなた
此の方怖いんですが。

然も片手を離してくれませんし。



因みにメルトはフョードルに片手を握られている

其の理由は…



フョードル自身しか分からない
フョードル・D
フョードル・D
其処で返礼として
フョードル・D
フョードル・D
貴方達にも同じ試練を
血がキーボードにポタポタッと落ちる

フョードルは其れを気にせず「カチッ」と音を鳴らす





「エレベーターの不正使用が検出されました」

「閉鎖シークエンスを開始します」
フョードル・D
フョードル・D
其れではぼく達は此れで
エレベーター内に水が出る
其れはエレベーター内を一瞬でうまらせる程の量と水圧で
2人
はッ…/あッ…、!
フョードル・D
フョードル・D
「願わくは今際の際」
(なまえ)
あなた
「貴方達の神の腕に抱かれん事を」
太宰 治
太宰 治
くッ…
編集前 2/5
編集後 2/10

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