第2話

主催者
44
2019/10/07 08:03 更新
???
それでは今から...
生き残りゲームの始まりです!
どういうことだ...?
生き残りゲーム...?

俺だけじゃない。
この場にいるみんな放送されている言葉の意味が分からないようだった。
アド
わたくしはこのゲームの“主催者ゲームマスター”を務めるアドと申します。
・・・。
何気なく横目で凛を見た俺は驚いた。
凛はものすごい形相でスピーカーを睨みつけていたのだ。
奏斗
凛?大丈夫か?
俺が声をかけても気づかなかったようで、聞こえないくらいの小さな声で何か呟いていた。
絶対...殺してやる...
そして、もう一度かけようとした俺の声はアドとかいう奴の放送にさえぎられた。
アド
まずこれだけ言っておきましょう。
このゲームに負けたら...





...俺の嫌な予感は不幸にも当たってしまっていたようだ。




アド
命を落とします﹅﹅﹅﹅﹅﹅﹅
静まっていた広場が一気に騒がしくなった。
そんなのは嘘だと怒っている奴も居れば、信じて泣きそうになっている奴もいる。
俺は...どちらかと言えば信じていなかった。
...いや、信じたくなかった。
俺の勘は昔からものすごく当たる。
あいつが言ってることは、多分本当なんだろう...。
アド
ま、こんなこと言っても信じてもらえないでしょうね...。
なので。
1度、お手本を見せましょう!
スピーカーから聞こえたアドの明るい声とは反対に、みんなの顔が引きつったのが分かった。
優香
どうしよう、これってまさか...!
大丈夫だよ、本当なわけないじゃん!
震える優香の声に、緑は腕を組んでそう言った。
...本当に、そうだったら良いのに。
アド
ゲームに負けた場合。
ゲームマスターの指示に背いた場合。
こうなっちゃいます!
スピーカーの向こうで、『パチン!』と軽く指が鳴った。
その瞬間。



『パシュッ』



嫌な音がして。
沢山の恐怖の悲鳴が聞こえた。
振り向いたら、向こうの方で、1人の男子が倒れていた。
そして。
























...血まみれのとれた首が転がっていた。
奏斗
は...?
冬織
まじかよ...!
優香
う、嘘、でしょ...
そ、そんな...!
頭が真っ白になった。
まさか、本当に殺すなんて。
アド
お分かりいただけましたか?
もちろんこうなりたくないですよね?
体が震えてきた。
首が、とれる...?
アド
このゲームは、この場にいる全員、強制参加となります。
みんなで、ゲームを楽しみましょう!

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