第3話

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2025/04/17 11:31 更新
冴が中一、私が小6、凛が小5の時

冴はスペインへとサッカーをする為飛び立った。
あなた
冴行ってらっしゃい!
サッカーはよく分からないけど
頑張ってね。応援してる
兄ちゃん、行ってらっしゃい!
行ってくる。
正直、見送りに行きたくなかった。

凛はこれからもどんどん成長していくし
背だって私と同じくらいまで伸びた。

_私だけ、わたしだけいつまでも成長ができない

周りの視線、取り残されてる感じ、
焦りと不安が襲いかかってきて嫌だった。
早く、追いつかなきゃ
13歳の時から、2人に追いつく為14歳になった今も
勉強は毎日予習復習、たまに運動、習い事も音楽を
という生活を送っていた。

毎朝が憂鬱だけどいつか認められるなら
その時のために私は頑張る。

勉強して、運動して、楽器を弾いて、そしたら
「すごいね!あなた!」って言われる日を、待ってる。

でも凡人が何しても結局は疲れが溜まって爆発した
…い、姉貴
姉貴!
あなた
何、
さっきから呼んでんだろ
あなた
気づかなかったごめん
やばいだろ
そんなんで大丈夫かよ
体調管理ぐらいしとけよ
この時、何故か無性に腹が立った。
そんなんで大丈夫かよ?大丈夫なわけなくない?
こうやって必死に生きてるなか凛はただサッカーを
してればいいんでしょ?黙ってよ、
私は今必死なの、冴と同じところに立つために
あなた
大丈夫な訳ないじゃん
あなた
私がなんでこんなに
努力してるか分かる?
あなた
凛はいいよね?迎えに来る人がいて。
才能でサッカーしてれば
認めてもらえるんでしょ?
あなた
私には冴と凛みたいに
何か上手い訳じゃない
あなた
だから頑張るしかないの
口挟まないでよ、黙ってて
は?んな事言ってねぇだろ
第1姉貴はなんでそんなに
勉強してんだよ
普通にしてればいいだろ
無理な事するから
こうなってんじゃねぇのかよ
あなた
五月蝿い!
無理しなくてもいいならもう
とっくにそうしてる!
あなた
もう嫌なの!見下されるのは!
あなた
…この家族に生まれきゃ良かった。
図星だった。でも普通になんてしていたら
きっとクラスメイトに「兄弟の方はいいのに」
とかまた口を挟まれる。もうそんなのは
懲り懲りなんだよ。

…普通の家庭に生まれてれば
そしたら、こんなに努力する必要も、
苦しい思いもしなくてよかったのに。

こんなに惨めにならなくてよかったのに


言いたいことだけ吐き捨ててリビングを後にした。

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