第2話

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2025/04/10 11:55 更新
私は糸師家の長女として生まれたあなた。17歳。

1つ上に冴、1つ下に凛という兄弟が居る。
凛は冴に昔からくっついていて、
二人で一つみたいな感じだった。

幼い時に冴がサッカーを始め、その後、
凛が冴の試合中に乱入するという事件を
起こした後、凛もサッカーを始めた。

私はと言うと結論、サッカーは出来なかった。
身体は弱くないし、スポーツもそこそこできた。
けど、私はサッカーという足を使ってのスポーツが
下手くそだった。よく転けて親に迷惑をかけた。
幼少期、凛と冴がサッカーをしてる所を見て、
あなた
私もやる!
って張り切ったはいいけれどボールの
コントロールはできないし、威力だってない。
オマケにスカしてコケる。
下手くそだなお前
ねぇちゃ、大丈夫?
冴の言葉が深く刺さったけど、
勘づかれたくないから凛に「大丈夫」とだけ言って
母親に手当をしてもらった。

怪我をしているから、という原因で窓から2人を
眺めながら私は密かに「私が男なら何か変わったのかな」なんて思ったり。

冴と凛に私を見て欲しかった。

私も血が繋がった兄弟なのに。
幼いながらにそう思った時だった。

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