第十五話はこちらから。
そう安堵する彌戀途ちゃんの声が耳元で響く。
そう、俺は任務で2日間帰ってこない彌戀途ちゃんに極秘任務を任されていた。
それは、「栾々の笑顔を絶やさないこと」
現在時刻、深夜2時。
一寸仕事が落ち着いたからと電話を掛けてくれた
彌戀途ちゃんに現状報告をしている。
優しい声を聴いて心が安心していく。
そして、こういう声を聴いていくと同時に、
自分の中に疑問が浮かんでくる。
何故なら、こんなに優しい子が
こんなドス黒いような世界に入ってしまったんだろう。
でも、これが彼の選択なのだから…しょうが無い。
ブツッ……
急に静寂に包まれる自分の世界。
其れと同時に、自分の身体に激痛が走る。
臓器を売るからかしら無いが、
何度か適当に切って、ホルマリン漬けして売りに出した。
その切ったところが時々痛む。
自分の身体には、
普通の人とは比べものにならないほどの傷があるという。
……生きて行くにはこうするしか無かったんだ。
……もっともっと頑張らないと。
彌戀途ちゃんのタメにも、
煒琉舞ちゃんのタメにも、
栾々のタメにも、俺が強くならないと。
そうすれば、きっと彼らにとっての不安は、
苦労は、痛みは、不幸は減ってくれるはず。
……ふふ、ボス。
今回の任務の報酬は沢山ですよ_笑
やばい、翠君の伏線出し過ぎてるかも((
次任せましたっ、!!











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。