第66話

#64
901
2026/04/14 22:51 更新
…えええ…っと…。
あなた
ナンデスカァー?(高音)
ころんくん
ころんくん
あ、えっと
ころんくん
ころんくん
これ、ハンカチ!
そう言って差し出されたのは、
私のシルクのハンカチ。
ころんくん
ころんくん
君のだよね?
あなた
え?あ、そうです!はい!
あなた
ありがとうございます、…
私は差し出されたハンカチにそっと手を触れた。
メイド
…いけない、あなたお嬢様!
あなた
え、?
なんの事、そう思うのと同時に、
ころんの手が私の手首を掴む。
その手はどこか優しくて、でも逃してはくれない力で。
ころんくん
ころんくん
やっぱり
ころんの顔を見ると、その顔はにやりと笑っていた。
ころんくん
ころんくん
これ、あなたお嬢様の特注なんで
ころんくん
ころんくん
世界に一つだけなんですよねぇ…
あなた
げ…
ころんくん
ころんくん
何してるんですか、あなたお嬢様
…み、見つかったァ…
ころんくん
ころんくん
街に買い物に行きたいんだったら僕たちが着いていくのに
ころんくん
ころんくん
どうして勝手に出ていくんですかねぇ!
ころんくん
ころんくん
何かあったらどうするんですか!
あなた
ふぇい…
ころんくん
ころんくん
それに君も!
ころんくん
ころんくん
静香さんも危ないってわかってるでしょ!
メイド
ふふ、楽しくて
ころんくん
ころんくん
もー、!
グチグチところんの言葉はまったく止まることを知らず、
お城に着くまで口は動き続けていた。
そのまま私の部屋の扉を開けて、
3人で入る。
りいぬくん
りいぬくん
あ!ころちゃん…と、あなたお嬢様!?!?
それに、静香さんも!!
るぅとくん
るぅとくん
よかった…、
僕たちずっと探してたんですよ?
ジェルくん
ジェルくん
そっすよ、あなたお嬢様。
一体何を?
あなた
…ちょっと花嫁修業に
暇つぶし、なんて言ったら怒られるし…。
嘘では無い。
チラリとメイドを見てから、また別の方向を見つめる。
さとみくん
さとみくん
ハッ、とうとう俺と結婚する気に…。
ちょっと待っててください
指輪買ってくるんで
あなた
…は?
なーくん
なーくん
いや俺が買います
ジェルくん
ジェルくん
俺が
るぅとくん
るぅとくん
ちょっと、冗談言ってる場合じゃないです
りいぬくん
りいぬくん
そうだよ〜、そんなことより
あなたお嬢様のメイド服でしょ!!!
ころんくん
ころんくん
たしかに…う"ッ、可愛いぃ"…
あなた
は??
あぁ、そういえば最近見てなかったけど。
この人たちってこういう人だった。
メイド
はい皆さん注目してください
メイド
私が仕立てました^^
ジェルくん
ジェルくん
最高です
さとみくん
さとみくん
あなたお嬢様静香さんを
どっかの女王にしてあげてください
あなた
ちょっと貴女まで!?
ツッコミ不在です。誰か助けて。
いつもの様に切り上げようと、はぁ、とひとつため息を着く。
口を開いた瞬間、静香が私の目の前に立ちはだかった。
メイド
あなたお嬢様、もうそんな邪魔な布切れは取ってしまってください
メイド
全身、見たくないですか?
全員
全員
見たいです
あなた
………は???





ここの‎城、雇っている人は誰なんだろうな。
次の日、確認しーよお…。

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