夕陽が傾き、寮の玄関から足音と声が一斉に響き出す。
元気な声と共に煉獄さんが障子を開ける。続いて、
と甘露寺さんの明るい声。
門の前で話し込んでいる中、しのぶさんが帰ってきた。
大きな食卓には、煮物や焼き魚、味噌汁に山盛りのご飯。
甘露寺さんは目を輝かせ、さっそく箸を手に取った瞬間蛇柱様がお帰りになられた。
ふと席の端っこに目をやると、冨岡さんが既に座っていた。
私が彼に近づいて、話しかける。
返事はしないけれど、無言ということは
騒がしいのも好きなのではないか·····と思ったり。
岩柱様の部屋まで食事を持って行き、帰ってくると何やらただならぬ雰囲気であった茶の間。
冨岡さんが部屋の隅でご飯を食べていて、蛇柱様は冨岡さんを睨みながら食している。
しのぶさんは日常茶飯事の出来事のように2人を視界に入れず黙々と食べている。
甘露寺さんは2人の様子を見て止めたくて、しのぶさんに助けを求めるように目で訴えかけるが、しのぶさんはニコニコして、?と首を傾げるばかりだったらしく、。
やばい、何か変なこと言ったっけ、?!
でも本当の事だし冨岡さんが悪気で言った訳じゃないことわかってもらわないと、!!
食器をわざわざ持ってきてくれた岩柱様が、注意してくれた。
さっきまでの殺気が消え、少し穏やかになった気がする。



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!