第17話

柱の4人.
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2025/10/04 17:36 更新




襖をそっと開けると、薬草の香りがふわりと漂った。

中では、冨岡さんが包帯を巻かれながら静かに座り、
蛇柱様は片腕に添え木をあてられて渋い表情をしていた。

(なまえ)
あなた
……お邪魔します
冨岡義勇
冨岡義勇
あなたの下の名前、怪我は……大丈夫なのか?


彼の声は相変わらず感情を読み取りにくいが、気遣いが含まれているのがわかる。

(なまえ)
あなた
ええ、私は軽いものですから。
二人こそ……

蛇柱様を見ると少し睨むように目を細めて、低い声を返す。
伊黒小芭内
伊黒小芭内
俺より、お前の方が無茶をしていたように見えたがな。……幻惑で鬼を抑え込むのは容易じゃないだろう
(なまえ)
あなた
……はい。でも、皆さんがいたから


その時、襖が音を立てて開き、しのぶさんが入ってきた。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
まあまあ、みなさん揃って……患者同士で無理に喋って傷を開かせないでくださいね?
冨岡義勇
冨岡義勇
…別に、喋るくらいは
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
冨岡さんはいつも“別に”って言いますけどね、その結果よく無茶をして倒れるのは誰でしたっけ?
冨岡義勇
冨岡義勇
……

冨岡さんは黙って視線を落とす。
そんなやり取りに、蛇柱様が小さく鼻を鳴らした。
伊黒小芭内
伊黒小芭内
相変わらずだな。だが多少被害は出たものの、今回はこいつがいたから大きな被害も出ずに済んだのは確か。
(なまえ)
あなた
そんな……私なんて、まだ未熟です
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
そんなことありませんよ。
あなたの下の名前さんが隠れて鍛錬してるの知ってますから、
(なまえ)
あなた
え、?!///
いつですか!?!
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
寮にいる時に、作業の合間合間に鍛錬してますよね?
全集中常中も忘れずに行っていますし。
伊黒小芭内
伊黒小芭内
ほう、、、
伊黒小芭内
伊黒小芭内
だが、当たり前だな
(なまえ)
あなた
はい、
伊黒小芭内
伊黒小芭内
だが、本当に助かった……礼を言う…。
(なまえ)
あなた
え、?!
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
あら、!笑
認めてもらうことができてよかったですね。
(なまえ)
あなた
え…認めて……え?!
伊黒小芭内
伊黒小芭内
……。
今後蛇柱と呼ばなくてもいい。


顔色を見ると、本当に私を認めてくれたみたいだった。
(なまえ)
あなた
…ありがとうございます、!




胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
ふふ、でも本当にみなさん大怪我じゃなくてよかったです。
(なまえ)
あなた
しのぶさんの治療が早かったおかげです、笑
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
今回は冨岡さん、薬なしでも大丈夫そうですし笑
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
あ、それと伊黒さん、!
宇隨さんの風呂問題ですけれど、この数日も1時間以上入られていて後がつかえてましたよー
伊黒小芭内
伊黒小芭内
…何度言えばわかるんだあいつは…。
胡蝶しのぶ
胡蝶しのぶ
伊黒さんからも一言言ってくださいね?
私たちはもうお手上げ状態なので〜


(なまえ)
あなた
柱の皆さん、思ってたより仲がいいんですね、、笑
伊黒小芭内
伊黒小芭内
仲がいい……?
冨岡義勇
冨岡義勇
仲がいい……?

冨岡さんと伊黒さんが同時に首を傾げ、顔を見合わせる。
伊黒小芭内
伊黒小芭内
「……違う」
冨岡義勇
冨岡義勇
「……違う」


息ぴったりに否定し、私としのぶさんは声を合わせて笑った。


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