ジェノside
5限目がスタートしてすぐ、隣のあなたの席で電話の着信音が鳴った。
小さな声で謝り、電源を切ったものの顔つきがどうもおかしい。
なにかあったのかと心配になった俺はノートに
"大丈夫?"
と書き先生が黒板を向いた隙にあなたに見せた。
するとあなたはノートを受け取りちいさな文字でなにか書いた。
"保育園から電話だった"
"なにかあったのかも"
保育園から電話がかかってくるのは大抵、怪我か体調不良だ。だからか、あなたが不安そうな顔をしてるのは。
少し離れたとこに座るジェミニも心配そうにこちらをちらちらと見ている。
あなたの手を引き急いで保健室の近くまで行った。
電話の内容はやはりソウの体調不良だった。
コロナが流行ってから学校は体調不良には敏感で少し頭が痛いとか言えばソッコー帰される。
今回はそれがありがたかった。
急いで教室に向かい、あなたの荷物をスクバに詰める
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玄関まで見送ると、俺は授業に戻った。
休み時間
後半に続く

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!