第12話

弐:ブラッディ家Ⅰ
22
2023/02/12 07:00 更新




今からおよそ1000年前 、
1人の殺人犯がいた 。

メアリー
… コイツもハズレか 。


男の名前はメアリー 、彼は夜な夜な街の人間を何人も殺害している 。

殺害現場を見た人間は皆こう言う 。
 “まるで吸血鬼に襲われたかのように人の血が消えている ”と
 そんなことから彼は通称血まみれ吸血鬼ブラッディ・メアリーと呼ばれるようになった 。

少女
お兄ちゃんは“それ” 、楽しいの?
メアリー
… 俺は殺人狂じゃねぇよ 。
少女
でも 、沢山の人を殺してる 。
メアリー
あぁ 、そうだな 。
もしかしたらお前も俺に殺されるかもな
少女
それはないよ 、
お兄ちゃん子供は殺してないもん 。
少女
殺してるのはいつも悪い大人達だもん
お兄ちゃんは私のこと殺さないよ 。
メアリー
… そうか 。


彼はいつも自分勝手な金持ちの貴族ばかり殺害していた 。

理由は今になってもわからない 。
けどもしかしたら 、彼は彼なりに人々を守っていたのかもしれない 。
 彼が現れてから10年後 、メアリーは一つの組織のボスへと変わっていった 。

名は血まみれ家族ブラッディファミリー
彼は殺人犯から組織のボスへと変化した 。
 ブラッディファミリーは当時は力の持たない少年少女の保護を目的としていた 。

今で言う警察のような 、
それがブラッディファミリーだった 。

少年
メアリー兄ちゃん!
メアリー
あ?どした?
少女
私達のこと 、助けてくれてありがと!
メアリー
ったりめぇだろ 、
お前らは無慈悲に摘まれていい命じゃねぇんだから 。


ブラッディファミリーは力を持たざる者達にとって 、最高の味方でした 。

けれど 、メアリー亡き後
彼の座を引き継いだのは1人の少女でした 。

ドール
… 。


彼女は幼過ぎた 。

故に大人達から良いように利用された 、
何時しか力無き者を守るための組織はただのマフィア組織へと変貌してしまっていたのでした 。

少女
うわぁぁぁん!
痛いよぉぉぉ!
少年
メアリー兄ちゃんは何処ぉ!


ブラッディファミリーが変わり果ててから 、凡そ7年 。

彼女は成長してました 。

ドール
今から私の言うことを聞けない能無し共は 、即刻全員ファミリーから追放する 。


少女はただのマフィア組織から 、元の力無き者を守るための組織へと戻す為に全力を注ぎました 。

ですが 、ファミリーはもう既に裏の世界へと溶け込んでいたのが現状 。
 彼女は組織をマフィアから脱却させることだけは出来ませんでした 。

ドール
ッ … 。
力にならなくてごめんなさい 、おとうさん 。


それから何代にも渡って 、ブラッディファミリーは続きました 。


ある時は街の何でも屋 、

ある時は大病院 、

ある時は裏取引専門の店 、

ある時は神を祭り上げる神社 、

ある時は大多数の兵を掲げる騎士団 、

ある時は1国に値する程の力を持つ商団へと __





アキ
__そして現在 、9代目のボスが居た頃は国の存亡を握る程の力を持つ組織となった 。
アキ
けれど今現在 、マフィア組織からの脱却だけは出来ていない 。
アキ
それが今のファミリーの現状さ 。
アメ
アメ
… 。

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