第27話

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2023/11/19 06:00 更新
 
天野あなたの下の名前side
 
あなた
……
 
ガランと寂しくなった部屋を見渡す
 
ついに明日
私は明日退学、呪術師を辞める
 
……別に、元は呪術師がしたかった訳じゃない
五条悟を殺したかった訳でもない
この世が乱れている、そんなことどうでもよかった
……ただ、姉さんのことをもっと…聞きたかった
私はまだ幼かったから、
大して記憶に残っていなかったんだ
 
人柱としての姉さん、それも知らない
きっと…誰にでも分け隔てなく優しい姉さんのことだ
目に映ることは全て救ってきたんだろうな
私だってそんなに鈍くはない
…姉さんの話から、
その五条悟という人に想いを寄せていること
……叶えてあげたかった
姉さんに…幸せになってほしかった
 
あなた
……
 
ごめん…姉さん……
あの世そっちで色々聞かせてね
 
 
in 翌朝
 
五条悟
…おはよ
 
あなた
……
 
五条悟
……みんなに言わなくていいの?
 
あなた
……
 
本当は
言うつもりなんて
さらさら無かった
 
伏黒恵
おい、アンタ
 
五条悟
……
五条悟
……クックック笑
五条悟
いいねぇ、嫌いじゃないよ
 
釘崎野薔薇
あなたの下の名前から全部聞いてるわ
 
伏黒恵
…流石にやりすぎだろ
伏黒恵
どういうつもりなんですか
 
あなた
2人とも…
 
…こういうとき
変に
温かい
 
釘崎野薔薇
何で戦力にもなる人間を
辞めさせるのよ
釘崎野薔薇
となるとこれはアンタの独断で
上層部に言われたわけじゃなさそうね
 
五条悟
……
五条悟
いやまぁ…僕の独断だけどさぁ…
 
伏黒恵
言い訳ですか
伏黒恵
自分勝手に弁明なんてあるんですか
伏黒恵
よく分かりません
 
五条悟
……
五条悟
話聞いてると
五条悟
2人とも聞かされてないんだ笑
 
あなた
…ッ
 
 
伏黒恵side
 
伏黒恵
いや、全部聞いてますって
伏黒恵
だから詳しい事情を
聞きに来たんじゃないですか
 
釘崎野薔薇
そうよ
釘崎野薔薇
頭空っぽなのかしら
 
五条悟
いや、全部聞いてたら
それ以上な筈なんだけど笑
五条悟
あなたの下の名前、話さなかったの?笑
 
あなた
……
 
五条先生がそうあなたの下の名前に問いかけると
あなたの下の名前は若干俯いて、唇を固く結んだ
 
伏黒恵
…何が
 
釘崎野薔薇
あなたの下の名前…?
 
五条悟
確かに僕の勝手だけど
五条悟
呪術的に納得のいく話だと思うんだ
 
伏黒恵
……
 
呪術的に納得のいく話…?
辞めた方が都合がいい…ってことか
それもあなたの下の名前のために…だ
この件の言い出しっぺは五条先生だろうが…
そりゃあ呪術師をやっているから、いざという時
死ぬ覚悟くらいはあるわけで…
その覚悟が欠如していることはないし、最初の任務でイカれ具合ポテンシャルについても測った
何なら俺が目の前で確認している
釘崎の言う通り、上層部にとって失くなったら
惜しい存在…いや、五条先生にとってもその筈だ
 
辞めさせる理由はそこではない、ということ
実力が無くて辞めさせるわけではないのであれば
辞めさせなければならない理由が保守的だということ
あなたの下の名前の身の安全が優先されたということ
何のために…?
 
……死んではいけない…?
 
呪術師はいつだって命懸けだ
いつ死ぬかなんて分からない
それでも平和のために呪いを祓う
 
伏黒恵
……
 
五条悟
ま、いいや
五条悟
教えないと通してもらえそうにないし
 
あなた
!!
あなた
ッやめてッッッ!!(((
 
五条悟
あなたの下の名前は天の人柱だ
 
 
Next…

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