第57話

そんなんじゃ…
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2025/07/31 06:41 更新
正面組
蒼吾
蒼吾
ドアにも細工がしてある可能性があるから触れないで
辛三
じゃあ俺が…!
七弁刑しちべんけい


巨大な扉が粉々に砕け散り…目の前にイトスギの仲間らしきヤツらが待ち構えていた
なッなんだ!?
侵入者だ!
う"お"お"お"お"お"お"お"お"ぉ"ぉ"ぉ"
二刃
正面開けるよ
蒼吾
蒼吾
頼みます
蒼吾が手に力を込め、刀を抜こうとするが抜けない…


こんな雑魚に使うなということなのだろうか…
七悪
えーいっ
太陽
くっ…数が多い
蒼吾
蒼吾
全員倒す必要なんてない、とりあえず先に進もう
タッタッタッタッタッタッタッタッタッタッ




その頃


裏口から侵入する2人
嫌五
てか凶一郎兄貴こそ、正面からの方がいいんじゃないの?
凶一郎
あなたの髪の染め粉は俺が預かっている…それにお前だけでは色々と心配だ
嫌五
………兄ちゃんはさ、あなたちゃんのこと好きなの?
落ち着いた…真剣な声が凶一郎の背に届く
凶一郎
好きだぞ?お前に譲れないくらいに
嫌五
じゃ六美とは?
凶一郎
それは反則だぞ嫌五
嫌五
じゃあ六美とあなたちゃんが同時に「たすけてー!」って言ったらどっち助けるの?
凶一郎
………………
凶一郎は頭を抱えた


いつもなら六美と即答できるはずの自分がこんなに迷うとはと、この状況にも頭が痛い


この一瞬の判断が勝敗を分けるというのに
嫌五
俺はあなたちゃん助けるよ?
六美には太陽がいるから
凶一郎
あんなバカに頼れるものか、あんなのに頼むくらいなら俺が
嫌五
それじゃああなたちゃん死んじゃうよ?
凶一郎
…………
嫌五
そういう判断できないうちは兄ちゃん彼女とか無理だって
うちの三男は普段はおちゃらけているがドライな面がある


声のトーンで嫌五がどれだけ本気か凶一郎に伝わったことだろう
嫌五
まあでも?選ぶのはあなたちゃんだし?俺が兄ちゃんとやり合って勝てるわけないし…でも俺も譲らない
凶一郎
そうか…とりあえずこの話は後だな…俺もお前をこの場で血だらけにするつもりはない
嫌五
そりゃどうも
四怨
《喧嘩なら後にしろよ、とりあえずそこの通路は右…その後______…》
「「了解」」
そのまま進む2人に会話はなくなっていた



部屋に着くまで…

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