第50話

43話〜体育祭7〜
468
2024/02/03 13:00
主
今回大分長くなりました
iemonSide



「次はなんと!生徒会枠で生徒会長が特別参加します!」





iemon
iemon
あはは…どうも〜








いやぁ…わざわざそんなこと言わなくていいのになぁ…





それよりも




さっきのぜんさんを見た感じ

お題は多分そっち系なんだろうなぁ







なんとなく
 







なんとなくだが

嫌な予感がする






iemon
iemon
(まぁ、それもまた一興か…)




「位置について、よーい」
バンッ










仮にも生徒会長だし、みじめな所は見せられないな








なんか、一つだけ異様に目立ってるんだけど






明らかにみんな一回見て、辞めたやつだよね






どうしよう…なんか面白そうなんだよな







よし…あれにしよう



そんなことを思っていたら誰かに肩を叩かれた
iemon
iemon
ん?何ですk 
メテヲ
メテヲ
これ君のお題だよ
iemon
iemon
ん?
そこには…







【幼馴染】






そう書いてあった






iemon
iemon
おいっ!ちょっと待てって









もう2年生の席に行ってるよ









まぁ、あれも気になるけどこれでもいいか



とりあえずめめの所に行こっと
そう思いながら生徒会の席に向かう





















iemon
iemon
めめ、着いてきて
めめんともり
めめんともり
え?私
iemon
iemon
そうだよ?借り人競争になったわけだし
iemon
iemon
駄目?
めめんともり
めめんともり
い、いや…//
なんか後輩に微笑ましい視線を送られてるのだが





まあ気にするのも今更か
iemon
iemon
めめ、行くよ!
そう言ってめめの手を握る
めめんともり
めめんともり
あっ…ちょっと…
急だったからかめめが体勢を崩してしまった
 










   
めめんともり
めめんともり
痛っ…
iemon
iemon
あっ、めめ大丈夫?

めめんともり
めめんともり
うん、大丈夫なんだけどちょっと足が
よく見ると膝を擦りむいている


iemon
iemon
ごめん、俺が急に引っ張ったから
めめんともり
めめんともり
ううん、いえもんは気にしなくていいよ

めめんともり
めめんともり
それに私、普通に歩けそうだし
iemon
iemon
いや、でも…

こうなったのは俺の責任だし


早く保健室に連れて行ってあげたい

せっかくのきれいな脚に傷を残したくないし


今は周りの目を気にしてはいられない



iemon
iemon
めめ、恥ずかしいのは我慢してくれ
めめんともり
めめんともり
えっ、いえもん!?
めめをお姫様抱っこする
めめんともり
めめんともり
恥ずいって…降ろしてよ///


ポカポカと俺の頭を叩いてくる

その行動も愛おしい






やっぱり、周りは騒いでるか



後でめめのお説教かな










そして俺はゴールした



iemon
iemon
ルカ、俺めめを保健室に連れていきたいんだけど

ルカ
ルカ
君等がバカップルなのは知ってるから行ってきな

この野郎、ニヤニヤしやがって
iemon
iemon
そしたら俺はお前を新郎と呼ばないといけないな


ルカ
ルカ
それはタブーだよ


なんでや!?
そんなツッコミを入れたかったが、今は保健室に連れて行くことが第一だ




めめんともり
めめんともり
もう…二人とも…///




そんな幼馴染の会話を聞いてた彼女も限界そうだし

iemon
iemon
じゃ、行ってくるから戻ってきてなかったら進行よろしく

ルカ
ルカ
はいはい、くれぐれも保健室の先生いないんだから行動には気をつけろよ

iemon
iemon
わかってるって
そんなこんなで俺は保健室に向かった
保健室


iemon
iemon
めめ、ちょっとここ座ってて
めめんともり
めめんともり
うん//


さっき水で洗ったから消毒と絆創膏でいいかな



iemon
iemon
ちょっとだけ染みるからな
めめんともり
めめんともり
んっ…


怪我した部分に消毒し絆創膏を貼った


iemon
iemon
よし、これで大丈夫だな


めめんともり
めめんともり
あのさ、いえもん…//


iemon
iemon
どうした?まだどっか痛いか?


めめんともり
めめんともり
いや…そうだけどそうじゃなくて


めめんともり
めめんともり
その…//


めめんともり
めめんともり
キス、してくれないかな…//


iemon
iemon
ここで、か?
めめんともり
めめんともり
うん…


保健室だとそういうムードにでもなってしまうのだろうか




いや、俺も健全な男子高校生だからそういうこと考えることもあるけど




待て待て考え過ぎだ、めめはキスとしか言ってないんだ


その先は一言も…


iemon
iemon
わかった、めめ目を閉じてくれ
めめんともり
めめんともり
うん…
そう言うとめめはギュッと目を瞑った

いつ見てもめめは可愛い

俺はこんなに可愛い彼女を持てて幸運なのだろう
 
iemon
iemon
いくよ…

俺はめめを抱き寄せてキスをした


身体にはめめの色々な所が当たってる

できるだけ考えないようにしないと


めめんともり
めめんともり
……ぷは
iemon
iemon
はぁ……

息継ぎのために一度唇を離す



どうやらめめは1回だけじゃ満足しないようだ


すぐにもう一度俺達は密着させる






時間にしては1分くらいだった


けれど俺達にとってはずっとずっと長い時間だった





めめんともり
めめんともり
……ふぅ

iemon
iemon
めめ、満足したか?
 
めめんともり
めめんともり
うん、ありがと



少し時間が経ってから気になっていたことを聞いてみた
iemon
iemon
でも急にどうしたんだ?いつもはこんな調子じゃなかったのに








めめんともり
めめんともり
学校じゃいえもん忙しそうだったし、家でもその、構ってくれなかったから// 



とても可愛らしい理由だった
 


それを聞き俺はめめを抱き寄せる





iemon
iemon
ごめん、忙しくて構ってあげられなかったね

iemon
iemon
これからはたくさん俺に甘えてくれ


今俺がめめに言えることはこれしかない


めめんともり
めめんともり
……うん、そうする


俺の胸に頭を擦りながら言った


それを無言で撫でる



今はめめの好きにさせてあげよう



そう思っていたが


ルカ
ルカ
あのね、お二人さん
ルカ
ルカ
甘々な空気のとこ悪いけどそろそろ競技終わるし
ルカ
ルカ
君たち次のクラス代表リレー出るでしょ?
ルカ
ルカ
戻ってもらわないと困るわけよ




iemon
iemon
ちょ、ルカ、お前いつから見てた



ルカ
ルカ
さぁ、いつからだったかなぁ


こいつ、クラス代表リレーでボコボコにしてやる
iemon
iemon
まぁいい…




iemon
iemon
めめ、ほら
めめんともり
めめんともり
うん、ありがとう
 
お互いの手を絡ませる

せめて、校庭に出るまではこうしていよう




ルカ
ルカ
若いねぇ〜


その後俺はぜんさんやメテヲと合流した



めめは、後輩やメンバーに質問されてたがなんとかなるだろう



さて、体育祭も後半戦かな…


主
思っていた3倍は長くなってしまった

主
だが、出来は過去一だと思う

主
国語の勉強が役に立ってるのかな?

主
さて、そろそろ体育祭は後半戦です!

主
といってもクラス代表リレーとその後の様子を描く予定なので

主
お楽しみに!

プリ小説オーディオドラマ