『ねぇ師匠、次の仕事で宇宙船に乗るの?』
『何せ研究者様は守らなきゃいけねーからな。数年パチスロ禁止とか堪えるわー』
『はは…師匠、気をつけてね』
『VIVA号…だっけか。どういう研究で宇宙にいくの?あの大学、そこまでいい評判聞かないしなるべく行って欲しく無いよ……』
「うーん、みんなの為になる研究?」
『ぼかさないでよ、で、何の研究なの?』
『秘密だ。しっかり待ってろよ』
『帰ってきたらとびきりの土産をやるから』
『普通にじゃがりこの方が嬉しい』
『もー冷たいなー反抗期か?』
『……じゃ、行ってきます』
『…行ってらっしゃい、師匠』
『VIVA号事件から数日…乗組員全員が死傷される事件が発生しました。意識不明1人、死亡者9人……これに関して大学は……』
…嫌な夢。そう思いながら、軽くなった頭と共に目を覚ます。自分の部屋の天井が見え出す
わかってるよ。師匠があの宇宙船に、乗っては行けないと分かっていながら乗った理由なんて。
そう思ってベッドから起き上がると、すごく驚いた表情でみぞれもんがそこにいた
…1年。それが絶望が作った人造人間の残り時間
そっか……もうあと1年なんだ
死ぬ前に、やるべきことをやらなくちゃね
師匠…無事かな……いや
…今は目の前の事に気を向けよう
家門さんがふと部屋の扉を開けて現れた
100%嘘じゃん
それを聞くと、家門さんは、諦めたような顔で答える
そう言って、家門さんはさっさと去ってしまった
……なんか奇妙な感じ。
少なくとも…歌の情報について、家門さんは正直に言ってる。でも、嘘をついている…そんな奇妙な感じがする。
まぁいいや、さっさと茶子さんを問い詰めよう
責めるつもりはないけど、機械類に干渉できるならちょっと歌ったりしてicon爆発とかしたら本当にマズイし
そう思って、メテヲはみぞれもんを引き連れて部屋から出た。



















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。