第30話

30 絶望
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2026/04/06 08:00 更新



  やっと北署に着いた…と思えば




  入り口付近には6人ぐらいの人がいた




  市民が銃声を聞きつけて集まってきたのか…?




  よーく見てみると、警察のような服を着たヤツが
  2人




  そして、多分変装をしてる市民が4人ぐらい居た




  サーマルで署内を見ると、ダウンした人が1人




  恐らくこれはドリーか成瀬のどっちかだろう




青井 らだお
 …あれ?もう1人は…? 



  もう1人のダウン体を探していると、さっきの女
  が市民をナイフで刺すところを目撃した




  少し離れたところに、もう1人のダウン体が居る
  ことも確認できた




青井 らだお
 っ早く行かなきゃ…! 



  俺は道路にヘリを止め、走って入り口付近まで
  向かった




  すると、手前で成瀬が気を失っているのが見えた




青井 らだお
 成瀬、!! 



  俺はしゃがんで、成瀬の容態を確認した




  腕に1箇所撃たれた跡があって、そこからずっと
  出血している




  多分今気絶してるのは出血のせいだろう




  …そうなってくると結構ヤバい。




  俺は何度も包帯を巻き、少しでも止血できるよう
  努めた




ケイン/オー
 らだおさん、あの女性等の目的は 
 恐らく私達です

ケイン/オー
 その中に力二さんも含まれて 
 いました

青井 らだお
 っマジか…情報ありがとう、 



  俺は成瀬を抱えながら、署内へと入った




  女2人はケインくん達に夢中らしく、俺は
  気付かれずに難なく行けた




青井 らだお
 っドリー… 










青井 らだお
 …っ!! 



  俺の目線の先にあったのは




  血溜まりに浮かぶドリーの姿だった












空架 ぐち逸
 着きましたよ 

成瀬 夕コ
 マジありがと!! 



  辿り着いたのは、豪邸という名に相応しい豪華な
  家だった




  入り口らしきところには、既にレダーと牢蓮が
  立っていた




レダー ヨージロー
 豪邸居なかったわ 

成瀬 夕コ
 …え? 

牢王 蓮
 だから、手当たり次第に街を歩き 
 回るしかない



  すると、ぐち逸がまたバイクに乗り、どこかへ
  行こうとした




レダー ヨージロー
 ぐち逸?どこ行くの? 

空架 ぐち逸
 あぁ、今丁度通知が来たので 
 向かおうかと

レダー ヨージロー
 …それさ、俺達も着いていって 
 いい?

レダー ヨージロー
 ワンチャンそこでもう戦ってる 
 説あるくない?

成瀬 夕コ
 え、ありそう 

牢王 蓮
 はい、車出しまーす 



  牢蓮が車を出し、アタシ達を乗せてくれた




  ぐち逸からはまだOKと言われてないけど、勝手に
  着いて行くことにした












刃弐 ランド
 っちょ……え、? 



  背後から急に撃たれたかと思えば、ケインが
  庇うようにして立ってくれていた




刃弐 ランド
 ケイン…? 

ケイン/オー
 大丈夫です、 



  そう言う彼は、銃をまるで盾にするかのように
  して持っていた




刃弐 ランド
 よかったぁ… 

ケイン/オー
 …結構マズイ状況になりましたね 

刃弐 ランド
 そう…みたいだね 



  俺達の目線の先には、いつもの包帯が中途半端に
  取れた芹沢が




  殺意剥き出しでこちらを睨み立っていた




ケイン/オー
 警察の方もダウン体の回収に 
 追われて忙しそうですし…

刃弐 ランド
 音鳴さんもヤバいよね、ケアして 
 あげたいけど…



  またポケットからナイフを取り出した彼女と、
  ショットガンを構える彼女




  更には、恐らく洗脳されてしまった芹沢




  このまま隙を見せれば死ぬ。




  勘だけど、そういう雰囲気が漂っているのが
  分かる




  冷たい風が吹き、木々が音を立て始めた




  街を覆っていた黒い雨雲も、段々と無くなって
  きたと思えば




  隙間から月明かりが差し込んでくる




  いつの間にか夜になった街は、美しいほどに
  静寂に包み込まれている









  …それを破ったのは、一台のバイクと車の音
  だった



















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