扉を開けたのは“おんりー”だった
でも何故か騎士の服装をしている
そうしておんりーに向けて剣を振る
どうしよう、このままじゃおんりーが!!
え…今のが遅い?
それに一人称が俺になって?
色んな情報があって混乱してしまった
え?おんりーが団長?
何で…てか誰も教えてくれなかったし…
グサッ
気が付くと、そこにおんりーの姿は無かった。
モヤモヤが残る中布団に潜る
疲れが溜まっていたせいか、すぐに寝てしまった
何か声が聞こえる気が…
いつもなら10時までに寝ていたのに
昨日は12時を過ぎていたのだ
ガチャン
そう言えばおんりーに団長の事を聞くんやった!
急いで朝食を済ませておんりーの部屋へ向かう
コンコン
ガチャ
部屋の中は整理されていて、とても綺麗だった
壁には兵士の服と剣が置いてあった
俺はとても小さな村に住んでいた、
俺の家族は村の人達の為に周りに住んでいる
動物を狩っていた。
中でも上手かったのは俺の兄である“ゴーレム”
俺はそんな兄に憧れてよく剣の練習をしていた。
俺が9歳の時、いつもどうり動物を狩って帰ると
村は壊されていた。
原因は狼の群れだった、
急いで家に戻るも両親は既に死んでいて、
兄はぎりぎり生きていた
兄が言うにはこれまでに無い数だったんだとか…
助けようにも既に手遅れだと言うことは分かった
俺はたった1日で大切なものを失った
想像の何倍も重い話で思わず黙り込む
おんりーにはこんなにも辛い過去があった事、
何よりそれを1度も感じさせなかった事だ
それからしばらく…多分数日経った頃、
近くを国王、ドズさん達が通ったんだ。
最初に気づいたのはMEN、
あの時ドズさん達が来ていなかったら、
多分だけど死んでいただろう…
だから俺は命の恩人であるドズさん達に仕えた
猫おじさんに礼儀を学び、
ぼんさんやMENに騎士として鍛えてもらった、
そして俺が11才の時におらふ君の側で守る
専用執事にしてもらった。
話をしたおんりーは少し悲しそうな、虚しそうな顔
をしていた
でも目が合うといつもの真顔に戻ってしまった
こんな時、何て言ったら良いのだろうか…
思った事をそのまま伝える、
その言葉を聞いて安心したのか少しだけ…
ほんの少しだけ笑った気がした
そう言っておんりーは扉を閉めた
ガチャン




















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。