第58話

続・言ってもええ?
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2023/05/18 07:56 更新
 ※54話の「言ってもええ?」の一応つづきです。
®️なところはB面の方に続きとして出します。
他所サイトにも出しております。




 楽屋でメンバーがおる。
長尾の隣には恭平がいる。
俺は気づかれないように遠くから見守る。

💛「高橋くん、近いわ。」

💜「謙杜ぉ、寒いっ寒いねんっ」

💛「だいたい今日なんでそんな薄着で来てん?アホやん。」

💜「だー!やからぁ」
と長尾に恭平が抱きつくのをみて、イライラが募る。

やから言おうや……

 長尾は俺たちのことをメンバーにもちゃんと言わん。
いや、正確には大吾くんと、丈くんにはバレてるような気がする。
いまのとこなんも言われてないけど。

 長尾が言ってくれたんはこじけんやけ。
やから俺も大昇にしか言ってない。


 もう二人を視界に入れたくなくて、丈くんのとこへいく。
🩷「丈くん〜」

💙「逃げてきたんか。」

🩷「えっ?」
俺は丈くんを後ろから抱きしめていて、驚いて横から丈くんの目を見る。

💙「好きなんやろ、謙杜のこと。」

🩷「丈くんやっぱわかってたんや。」

💙「言ってはないん?」

 でも丈くんは付き合ってるとはわかってなかったから、言っていいか迷ってしまう。

🩷「告白してええの?」

💙「まぁ、そやなぁ。グループは運命共同体やから、その、覚悟があるならええんちゃう?」

 俺は付き合ってるの濁したことに罪悪感を覚える。
気まずくなるとかは多少考えたけど、覚悟とか言われてドキドキする。
長尾を一生離さない覚悟はあるけど。

💙「謙杜って隙ありそうにみえてぜんっぜんないからな?まぁ、せいぜい頑張り〜」

 丈くんは俺の腕を振り解き、どこかへ行ってしまった。


──────

 仕事終わり、二人きりの部屋。

🩷「なぁ、丈くんには言おうや。」

💛「えぇ?!絶対ええ顔せんよぉ。
丈くんはいまりゅちぇに貢いでんねん。
俺たちみたいな純愛は理解できひん!」


🩷「はぁ?」

 たしかに丈くんは流星くんと仲良しやけど、貢いでるって頭はなかったわ。長尾ってどういう思考しとんねん。
まぁ、俺らは純愛やけど。

🩷「じゃあ大吾くんは?」

💛「なぁ?わからんの?そんなん言ったら、俺大吾くんに狙われるやん。」

🩷「ハァ?!」

💛「みっちーとうまく行かんかったとき、きっと俺にしときぃ?って言われんで?」

🩷「長尾、それ本気で言ってるん?ヤバいやつやな。」

 長尾はあからさまに舌をぺろってするから、わざと言ってんやってわかる。

🩷「なんで?じゃあ恭平には言おうや。同期やし。」

💛「あぁ、今日高橋くんじゃれてきたんおもんなかったんやろ?わかってたけど、どうもできんやん!」

🩷「……わかってたんや。」

💛「みっちーやって、丈くんにデレデレしてよかったやん。」

🩷「……ごめん。みてらんなくて。」

 それを考えると俺の方がひどいなといまさら思う。
ガチに反省していると、長尾が、
💛「落ち込んでるん?みっちー?」
と顔を覗き込んでくる。

 俺はごめん。と言いながら長尾をだきしめた。
お風呂上がり、同じシャンプーの匂いに、すこしだけ心がほぐれて、大きく息を吸い込む。

💛「みっちー?」

🩷「俺、誰かに言いたいの、すこしでも認めてほしいんかな。俺たちのこと。」

💛「気持ちはわかんで?」
と長尾は俺の後頭部を抱きしめながら撫でてくれる。

🩷「長尾ぉ、好きや。」

💛「好きやで、みっちー。」

俺がたまらず長尾の首筋にぐりぐり顔を埋め、キスを落とすと、長尾も同じようにキスをしてくれる。

「みっちー、今日アレ、やってもええよ。」



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