第5話

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1,010
2024/07/10 13:14
          「弱ぇ癖にダセェ事してんじゃねぇよ」





















突如現れた風鈴生はそう男に言い、


逃げていく男の背中を見届けその場をそそくさと去ろうとした。


















あなた
いやちょい待ち、ちょい待ち。


.
あ?何だよ。


あなた
ありがとう。助けてくれて。
























お礼を素直に言うと、


何やら少年は急に顔を真っ赤に染め上げ、



















.
〜~~~ッ、!! ////


















と、!声にならない叫びを上げている。



















.
べっ、別にッ!さっきの奴が気に食わなかっただけで! 、//
.
お、お前を助けた訳じゃッ…!!  //


あなた
典型的なツンデレすぎでしょ。
あなた
絶滅危惧種登録いけるじゃん(




















可愛い…と呟き、無意識に頭を撫でてしまう。


あれじゃん…?何か猫見かけたら絶対頭とか撫でなくなるあの現象と同じ(




















.
ッ…// やめ、ろ……////


あなた
やめて、お姉さんのドSスイッチ入っちゃう(






















あなた
お、落ち着いた?

.
…まぁな。





















あれからしばらく撫で続けたから、


途中で倒れそうになった。












公園のベンチに座り、


今はゆっくり休んでいる。


















あなた
…君、風鈴の生徒だよね?


.
だったらなんだよ。


あなた
あのさ教えて欲しいんだけど、
あなた
この街に一体何が____

















言いかけた時、


公園の入口付近から誰かを呼ぶ声が聞こえた。





















.
…!!梅宮、!?



























梅宮一
おーい!桜ぁぁー!!















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