第57話

2.10
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2024/06/05 09:55
あなた
一気に治すよ。
竈門炭治郎
そんなことできるのか?
あなた
ああ、僕は鬼だからね
そう言って、僕は
布の面を外し、隠していた角を出した。
十二鬼月の証である目も見せた。
!!
あなた
でも、ここじゃできないから、
あなた
この列車の鬼を倒したら、治してあげる
…………
それでもいい。治してくれ!
1人の子が声をあげた。
あなた
あぁ、約束する
どうか、ご無事で。
竈門炭治郎
竈門炭治郎
ありがとう!
竈門炭治郎
あなた、残りのみんなを頼んだ。
あなた
うん
あなた
行ってこい
竈門炭治郎
あぁ!
竈門禰󠄀豆子
むーー!(頑張れ!)
竈門炭治郎
禰豆子も、行ってきます!
そう言って彼は飛び出して行った。
あなた
さぁ、他のみんなを起こすぞ!
竈門禰󠄀豆子
むー!
僕らは別の車両に移るよ。
ご武運を。
あなた
あなた
ありがとう
僕は彼らの為に生きないと

その後すぐ、
親分、杏寿郎が目を覚ました
善逸は寝たまま動いている
寝てるから静かだな
話し合い、1人で1つの車両を守ることになった
目的の車両に着いたとき、
もう既に乗客が人質に取られていた
その中には先程の子ども達もいる
あなた
大丈夫、僕が守る
部屋に充満した匂いから、
この列車が鬼自身であることがわかった
その鬼は下弦の壱だ

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