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第3話

#2


これは、私の一方的な思い...つまり、片思い。


しかも、初恋。




3年生で初めて同じクラスになった彼とは、クラス替え当初の席が隣で、そこから仲良くなった。

最初は、これが恋心だなんて全然気づかなかったけれど、天宮くんが他の女の子と仲良さそうに喋ってる姿を見て、「好き」って気づいたんだ。


...後から知ったんだけど、天宮くんは学園の王子らしい。


そりゃ、イケメンだし、頭もいいし、運動できるし、多才だからね...。


こんな完璧人間いる!?ってくらい完璧な人なんです!!!




...そんな彼は学年関係なく、モテる。







────だから、絶対に叶わない恋。






私なんて、成績最悪、運動音痴、おまけに容姿は中の下。

私が天宮くんを好きだなんて、大それたことで...



奈由ちゃんにこの気持ちを話したら、「あー、天宮くんね...誰でも1度は通る道よ。」って言われちゃって...


これが本当の恋なのかは、私にはまだ分からない。


けど、はっきりしていることは、天宮くんと話すと胸が締めつけられて、きゅんと苦しいんだ。




私の気なんて知らないで、天宮くんは今日も友達として私に話しかけてくる。



それが嬉しくもあり、悲しいんだ。










...私の事、恋愛対象として見てくれたらな...なんて、欲張りになっちゃうの。



☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆.。.:*・°☆*:..




午後の授業も終わり、あとは家に帰るだけ。


家に帰ったら、小説 「何度でも、君と。」を読もうと、早く支度をしていた。



「佳莉ー。」


すると、大好きなあの人の声。


振り向くと、天宮くんがいた。


「な、なにー?」


動揺を隠しきれてなかったが、なんとか返事する。


「...今日、一緒に帰れるか?」


ガタンッ


持っていた教科書を落としてしまった。


...え? 今なんて?


「...もう1回、言ってもらっていい?」


「...だから、今日一緒に帰れるかって聞いてんの。」


「...あー、か、帰れるよ!!」


「? そっか、んじゃちょっと待ってて。」



嘘...一緒に帰ろうって誘われた。

天宮くんを好きになってから、天宮くんからの初めてのお誘い!!!


どうしよ...嬉しすぎて、泣きそう(慌)。


帰るって、二人きりだよね???


あわわわわわわわわ、だ、大丈夫かな!!?


髪変じゃないよね?

メイク変じゃないよね?


帰る前に、お手洗いに行こう...



周りから見たら、クラスメイトに一緒に帰ろうって誘われただけに見えると思う。

けど、私にとっては一大事。



今日あった小テストが、100点中30点だったことなんて忘れて、ただただ浮かれてた。