第62話

62話 幸せを掴むために
4
2024/03/26 12:01
ギルティ
ギルティ
…だってよ、仮面
そう言いながらギルティは俺を見下した
ギルティ
ギルティ
俺もお前が嫌いだった、だから今こうしている
ギルティ
ギルティ
…なあY.U、少しこいつに言いたいことがあるんだがいいか?
ナバ
ナバ
早くするならな
ギルティ
ギルティ
わかったわかった
俺はもう、辛くてうずくまっていた
そしてギルティは腰を屈めて小声で言う
ギルティ
ギルティ
俺の能力は「暴走させる能力」これを使えば少しだけお前にかかったあいつの能力を無効化できる
ギルティ
ギルティ
あれは演技だ、お前にも正義があるんだろ?魔王
ギルティ
ギルティ
なら、俺が少しでも有利な状況を作るから、お前の正義を貫き通せ
そう言ってギルティは俺に軽く触れた後、離れた
その瞬間、俺は能力で自分の状態を操り、傷を癒した
ギルティ
ギルティ
…終わったぞ、後はやってくれ
そう言ってギルティはナバの肩に手を置いた
その瞬間、ナバはギルティは蹴飛ばした
ギルティ
ギルティ
ガハ…
ナバ
ナバ
おい…何やった?
ギルティ
ギルティ
ハハハ…ただ能力でお前の能力を暴走させて使えなくしただけだ
ナバ
ナバ
…まあいいか、結果は変わらないからな
そう言って振り返ろうとするナバを、俺は殴った
ナバ
ナバ
…まさか、あいつ…
インヘアー
インヘアー
…お前が、それをするのなら
インヘアー
インヘアー
俺は、全力で抵抗する
インヘアー
インヘアー
それは
インヘアー
インヘアー
俺の大切な人間の幸せのためだ
そう俺が言った時
同時に闘いの火蓋は切られた
俺とナバは、お互いにナイフを構えて、距離を詰める
そしてお互いにナイフを振るい、それを防ぐ
そしてナイフがぶつかり合い、火花が飛び散る
激しく鳴る金属音は、静かな夜によく響き渡った
ナバ
ナバ
ちっ、埒が明かないな…
そう言ってナバは、拳銃を構えた
その瞬間、ナバがどこに弾を撃つか見えた
なので俺はそこから転がってズレ、避ける
ナバ
ナバ
勘が鋭いな
インヘアー
インヘアー
なんとなくだが、見えたからな
そして近づき、再び攻防戦が始まる
そしてナバは大きく距離を取り、手榴弾を取り出し、俺に向かって投げた
そしてそれを拳銃で撃ち抜くことで爆発させた
なんとか当たらなかったが、かなりきつい状況だ
インヘアー
インヘアー
さぁて、ギアを上げるか

プリ小説オーディオドラマ