午前11:00。
メンバーたちの声を背中に受けて出発した。
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電車を2回乗り継いで、
あっという間に水族館に着いた。
平日ということもあってか、かなり空いている方だ。
いつも一緒にいるはずなのに今日だけはヘリンが何だか違う人に見える。
ヘリンも緊張しているのかいつもにも増して無口だった。
自分でもぎこちない歩き方になっているのが分かる。
そう考えていると
ヘリンからそんな提案があった
もちろん承諾。
心なしか早足になっているヘリンに笑みがこぼれる。
ヘリンの視線の先を辿るとたくさんのクラゲがいた。
様々な色のライトに照らされたクラゲはとても綺麗で見入ってしまった。
クラゲを見たのは人生で2回目だろうか?
多忙に過ごす私たちにとって、自然の生き物に触れる機会は滅多にない。
綺麗だよ。
そう言おうと思って横を見ると、近くにいたはずのヘリンがいなかった。
少し歩くとヘリンが自販機の前にいるのを見つけた。
ヘリンの気遣いに嬉しくなった。
ヘリンはりんごジュースを買っていた。
選ぶものまで可愛い。
りんごジュースを美味しそうに飲んでいるヘリンをついじっと見すぎたようだ。
そう言われてしまった。
ヘリンから渡されたりんごジュースを少し飲む。
ヘリンにりんごジュースを戻した時、少し表情が曇っているように見えた。
思い過ごしだったようだ。
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ヘリンside
水族館に入ったはいいものの緊張のせいで上手く話せない。
辺りを見回しているとふとクラゲの看板が目に入った。
クラゲを見ることを提案すると即承諾してくれた。
クラゲはライトアップもあってかとても綺麗だった。
横を見るとあなたオンニがキラキラした目でクラゲを見ていた。
そう言ったあなたオンニの横顔はほんとに綺麗で、
クラゲそっちのけでそう言ってしまった。
あなたオンニの横顔から目が離せない。
心臓の鼓動が耳まで伝わってくる。
このままじゃあなたオンニの顔に触れてしまいそうだ。
その時少し先に自販機が見えた。
あなたオンニはクラゲに夢中で離れたことに気づかなかったようだった。
が少し経つと少し頬をふくらませながら近づいてきた。
こんなことは絶対口に出せないけど。
りんごジュースを飲んでいると、横からものすごい視線を感じた。
あなたオンニは違うって言ったけど
せっかくなら貰うって言ったから
飲みかけのジュースを渡した。
横目であなたオンニを見てみる。
飲みかけのジュースを飲むことになんの意識もしていないようだった。
そう言ってりんごジュースを返してきたあなたオンニを見て胸が痛くなった。
あなたオンニにそう言われてハッとした。
必死に笑顔を作る。
精一杯の笑顔でそう言った。
少し長くなったかもです💦
今回も読んでくれてありがとうございます!
次でヘリンのデート編完結予定です!

















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!