その日から部員からの嫌がらせは始まった。
手を出されたりなどはされていないが陰口や無視などが多い。
相変わらず深谷ちゃんに手柄を横取りされ、私が1人になったタイミングでかおりちゃんが来てくれる。
ある日1人でスポドリを作っていたら、、、
?? 「ねぇ」
『?はい』
私はそう言って振り返った。
『!!』
驚いただってそこには
猿杭 「今話せる?」
猿杭 「急にごめん。言いたいことあってさぁ」
どうせ、部活やめてとかでしょw
猿杭 「俺はあなたを信じてるよ」
『え?』
『私、深谷ちゃんをいじ、めてた、んですよ、、?』
猿杭 「いじめっ子がスポドリなんて作る?声震えてるよ。雪絵も信じてる」
『ありがとう、、、、、ございます、、泣』
猿杭 「あの時助けてあげられなくてごめん」
『いえ、いいんです』
猿杭 「あのさ、今雪絵どう?」
『知らないんですか?今回の騒動で1ヶ月の自宅謹慎ですよ、、、』
猿杭 「え?知らなかった、、、」
猿杭 「あと、もう一つ聞いてもいい?」
『なんですか?』
猿杭 「かおりはあの時ずっと深谷ちゃんを敵に回してたのに何で急に手のひら返ししたかのように深谷ちゃんの味方になったの?」
『あぁ。みなさんの春高出場停止にしたくなかったら味方になれって脅されたらしいです』
猿杭 「、、、、、、ありがとう」
『すいません。スポドリ終わったのでそろそろ深谷ちゃんがくると思います。早く戻ったほうがいいですよ?』
猿杭 「その話も後で聞かせてね」
『、、、、、、、はい』
深谷 「(チッ、猿杭さんが味方についたか、、、まあいいやこの後は○⚪︎○○○⚪︎○の決行する日何だからこれで猿杭さんも味方。それであいつも自宅謹慎、あ、もしかして退学かも❤︎)」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。