第4話

退院する日!
55
2025/12/12 08:06 更新
桜乃 陽花
桜乃 陽花
…ありがとうございます。
冬花
冬花
えぇ、どういたしまして。
これから、お家はどうするの?
桜乃 陽花
桜乃 陽花
家は…幼馴染と一緒に生活するって言ってました。
冬花
冬花
あっ、優一さんの所の弟さんね。
もうすぐ、お迎えが来るわ。
タッタッタッ…
松風 天馬
松風 天馬
あっ、陽花さん。剣城を見た?
桜乃 陽花
桜乃 陽花
京介…?
今日は退院日でお迎えに来るって言われたけど…
剣城 京介
剣城 京介
…遅れて済まない。 
天馬、今日は陽花を家まで送る事になった。
先輩達に伝えてくれ
松風 天馬
松風 天馬
えっ、あっ…うん…
タッタッタッ…
冬花
冬花
天馬くん、その子の事気になる?
松風 天馬
松風 天馬
えっはい…


陽花さん…ですよね。  


サッカー…やっていたんですか?
冬花
冬花
彼女は幼い頃は女子サッカーの中で天才少女って呼ばれていたわ。
松風 天馬
松風 天馬
だから、あのドリブルも上手かったんですね!
タッタッタッ…
冬花
冬花
だけど…

その…本人が居ない前で言うのは気が引けるから。


また会えたら、話してくれると思うわ。
松風 天馬
松風 天馬
分かりました!
ありがとうございます!
タッタッタッ!
桜乃 陽花
桜乃 陽花
…どうしたの?
剣城 京介
剣城 京介
…いや、一人で解決したのか?
桜乃 陽花
桜乃 陽花
…うん、おばさんの嘘を一人で真に受けちゃった私が悪いから。
剣城 京介
剣城 京介
…あの時はごめんな。
帝国戦の時…
タッタッタッ…
桜乃 陽花
桜乃 陽花
あの時の事でしょ?
優一さんの足と私の心の病気を治そうと一人で頑張った時ね。

でもね、京介はシードじゃなくてサッカーが大好きな京介に戻ったのが私には嬉しくてさ。 

私…何も出来なかったから…
剣城 京介
剣城 京介
…何も出来なかったではない。 
覚えてるか?俺が少し落ち込んでいた時、陽花が優しく撫で撫でしてくれた事。
桜乃 陽花
桜乃 陽花
…うん、落ち込んで居るのかなって少しでもホッとするのかなって温もりを優しくしただけ。
剣城 京介
剣城 京介
「…あの時、お前の事が…   





好きだったから…は言えないな。」
タッタッタッ…
剣城 京介
剣城 京介
…一応、家には着いたな。 
俺は明日は朝練で早めに出るから、ご飯はパンになるが…
桜乃 陽花
桜乃 陽花
大丈夫。
家事とかは出来る。
…サッカーが出来る日と話せる日が近い。




私がサッカーが大好きだって事は本当だ。
桜乃 陽花
桜乃 陽花
「…此処が新しい一歩、心の病気は流石に治せるか分からないけど。」
私なら…此処でサッカーが出来る。





そして…お父さんもお母さんも…見つかると良いな。
そして、雷門中から新しい入学生がやって来ます。
入学が身体の病気の事情より遅れて来た。


眼鏡を掛けた金髪色の入学生は…


歩き始める。

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