ツノ太郎の声は、いつもより低く、甘く、けれどどこか危うい。
近くに立つだけで、胸の奥にざわつくような緊張が走る。
彼の瞳は蒼く、どこまでも深い。
けれどその奥で、微かに光る...――理性が揺れているのが見えた。
言葉は穏やか。
だけど、その背後に潜む熱と狂気に、私は体を凍らせる。
ツノ太郎が手を伸ばす。
指先が私の頬を撫で、耳元で囁いた。
胸の奥が締め付けられるような感覚。
理性と狂気が交錯するその瞬間、手を握られたまま離せない。
その言葉は甘く、しかし逃げ場のない誓いのように響く。
まるで、今にもオバブロを発動してしまいそうな迫力があった。
近づく唇。甘い香りと熱。
触れる寸前で、やっと彼は理性の糸を引き戻すように、私からわずかに距離を取った。
目の奥の赤がまだ揺れていて、触れられた指先が震える。
その余韻に、私は理性も何もかも吸い取られそうな気がした。
何かイマイチ...
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。