涼しい夜風と真っ赤な紅茶の匂いが頬を撫でる。
咲夜が挿れてくれる紅茶はとても美味しい。
月の下で飲むとさらに美味しい。
…そう、「あいつら」がいなければ
カサカサ…
カサカサ…
カサカサ…
ぴょん!
あいつが出てくる。今回は数体。昨日よりは多いわね。
にしても邪魔だわ、黒いモヤの集合体みたいで気味が悪い。
咲夜がそいつに向かって歩きだす。
シュンッ!「あいつら」に向かって、幾つものナイフが飛んでいき命中する。
そして、「あいつら」は消えた。
ぶぉん、変な音と共に開いたスキマから八雲紫が出てきた。
咲夜が紫に向かってナイフを構える。
ブォン
変な音と共にさっきのスキマが開く。
そして、そこに吸い込まれてしまった。
暗闇に白いアーモンド型のもの中に小さな丸がある。
人の目を思わせるようなものが溢れる空間に気づいたらいた。
ブォン
視界がホワイトアウトする。
これから、黒幕退治と世界征服がはじまる。















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。