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第1話

初めの500歩
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2026/03/07 11:50 更新
レミリア
レミリア
ありがとう、咲夜。
涼しい夜風と真っ赤な紅茶の匂いが頬を撫でる。
咲夜が挿れてくれる紅茶はとても美味しい。
月の下で飲むとさらに美味しい。
…そう、「あいつら」がいなければ
咲夜
咲夜
そういえば、最近また増えてるらしいですね。「あいつら」
レミリア
レミリア
そうね、別に弱いけれど、素敵な雰囲気に邪魔なのよねぇ…
カサカサ…
咲夜
咲夜
今日は随分早い段階で来ましたね。
レミリア
レミリア
全く、うちの門番は何をやっているのやら…
咲夜
咲夜
後でお仕置ですね。
カサカサ…
カサカサ…
ぴょん!
???
う”ぁ   、がぁッ…
あいつが出てくる。今回は数体。昨日よりは多いわね。
にしても邪魔だわ、黒いモヤの集合体みたいで気味が悪い。
咲夜がそいつに向かって歩きだす。
咲夜
咲夜
毎晩毎晩、掃除するこっちの身にもなって欲しいですね。全く
シュンッ!「あいつら」に向かって、幾つものナイフが飛んでいき命中する。
そして、「あいつら」は消えた。
咲夜
咲夜
いったい怪奇共は何が目的なんでしょう?
レミリア
レミリア
怪奇?
咲夜
咲夜
毎回「あいつ」なんて呼ぶのはややこしいと思いまして…私なりに名前を付けてみました
レミリア
レミリア
そうね、それじゃあ怪奇と呼びましょうか
レミリア
レミリア
なんにせよどうせ霊夢達がパパっと解決してくれるわよ
紫
他力本願ねぇ、ちょっとは自力本願になってはどう?
ぶぉん、変な音と共に開いたスキマから八雲紫が出てきた。
レミリア
レミリア
相も変わらず神出鬼没ね。
咲夜
咲夜
来客の予定は無いはずですが?
咲夜が紫に向かってナイフを構える。
レミリア
レミリア
咲夜待って、話くらいは聞いてあげるわ
紫
あら、嬉しいわ
紫
それじゃあ、少しの間借りるわね
紫
貴方のご主人
ブォン
変な音と共にさっきのスキマが開く。
そして、そこに吸い込まれてしまった。
咲夜
咲夜
お嬢様!!!










暗闇に白いアーモンド型のもの中に小さな丸がある。
人の目を思わせるようなものが溢れる空間に気づいたらいた。
レミリア
レミリア
その誘拐の上手さ、変わっていないようで安心したわ。
レミリア
レミリア
早く帰してくれない?
紫
誘拐、神隠しは私の専売特許ですもの
紫
そして、返すことはできないわね。
レミリア
レミリア
へぇ、それじゃあいつもどうり…
紫
実は貴方にお願いがあるの。
レミリア
レミリア
紫
最近奇妙な…あのメイドの言葉を借りて怪奇と呼びましょうか。それが出没しているのは流石に知ってるわね?
レミリア
レミリア
もちろん、毎日来てうんざりしてたところよ。
紫
あの怪奇を操っている可能性がある人物を発見したわ。
レミリア
レミリア
へえ、そうなの
紫
それを貴方に倒して貰いたくって
レミリア
レミリア
なんで私なのよ、霊夢か魔理沙でいいじゃない。
紫
それがそうもいかないのよね。
紫
今回やって欲しいことは黒幕を倒すことと、その世界を征服してもらうこと
レミリア
レミリア
はぁ?
紫
世界征服に関しては個人の自由でいいわ。でもできる限りやってほしい。
レミリア
レミリア
…しょうがないわね、久々に領地拡大と行きましょうか
紫
それでは、行ってらっしゃい
ブォン
視界がホワイトアウトする。
これから、黒幕退治と世界征服がはじまる。

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